ATXADMIN(1) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
atxadmin − AppleTalk ネットワークのシステム管理ツール
形式
atxadmin [ −toolkitoption ... ] [ −bell on|off ]
解説
atxadmin コマンドは、 AppleTalk ネットワークのシステム管理用に用意されたXウィンドウ上のツールです。 アプリケーションには大きく分けて三つの機能があります。
AppleTalk の設定・監視
AppleTalk を利用されるときには、まずネットワークの設定を クリックして下さい。 (/etc/rc∗ 等から AppleTalk ネットワークを起動する場合、 この限りではありません)
“Network configuration” パネルがポップアップします。 このパネルでは、up/down させるインターフェース、ゾーン名、ネットレンジ、 ゾーンリストを指定し、AppleTalk ネットワークの起動、停止をコントロール できます (通常のネットワークにおける ifconfig コマンドに 相当します)。
LocalTalk インターフェースが利用できる場合、 インターフェースメニューから “lt#”(# は整数)を選択 できます。この場合、ゾーン名は指定できなくなります。 また、“シードルーターとして起動” を選択しているばあい、 “ネットレンジ” は “ネット番号” に変わり、 ゾーンリストは一つしか指定できなくなります。 (これは LocalTalk が Phase 1 ネットワークであるためです)
また、このパネルの Mac IP ボタンをクリックすることで Mac IP の 設定ができます。ここで設定できる項目についての詳細は、atconfig コマンド を御参照下さい。
この機能はスーパーユーザのみが実行できます。 ノードの情報では、ゾーンおよびそれらに属するエンティティを扱います。 このパネル(“Node information”)は、メニューバー・ゾーンリスト ・エンティティリストの三つの部品で構成されています。 初期状態では、ゾーンリストに現在有効なゾーンが表示されています。 ゾーンの一つを選んでクリックするとエンティティリスト部に、そのゾーンに 属しているエンティティが表示されます。エンティティの一つを選択すると、 メニューバーのコマンドメニューから、ECHO テスト・プリンタの状態 を実行できます。“ECHO テスト” では、選ばれたエンティティに対して、 atping を実行します。 終了するには、Ctrl-C を押してからリターンキーを押してください。 これは、通常のネットワークにおける ping に相当します。 “プリンタの状態” では、atstatus を実行します。 終了するには、リターンキーを押してください。 このコマンドは、プリンタもしくはプリンタサーバに対してしか意味を 持ちません (実行しても失敗した旨のメッセージが返ってくるだけです)。
ご注意: ゾーンリスト・エンティティリストに表示されているのは、 リアルタイムの情報ではありません。 ゾーンリストはパネルがポップアップする瞬間、エンティティリストはゾーンが 選ばれた瞬間の情報です。これらを更新するには、それぞれのリストの 上のボタンを押してください。 AppleTalk ネットワークの動作状況を監視するには、 ネットワークの統計を選択して下さい。 “Network statistics” パネルがポップアップします。 各グラフの意味については自明でしょう。 差分値・絶対値の切り替えスイッチは初期値では “差分値” に なっています。ネットワークの統計情報は AppleTalk ネットワークが 立ち上がって以来の累積値として得られます。ですから、今現在における パッケット数なりバイト数なりをあらわすのは直前に得られた値との 差分になります。生の累積値情報を表示したい場合は、このスイッチを 操作して下さい。
情報の問い合わせインターバル・対象インターフェースを変更したい場合、 ファイルメニューの制御...を選択してください。 “Control” パネルがあらわれます。
オプションメニューからは、さらに特殊な情報を表示するパネルを ポップアップできます。ルーティング情報...で表示される “Routing” パネルは、ルーティングテーブルの状態を示しています。 このパネルにおける表示形式は、atnetstat を −r オプションで起動したときと同じ形式ですので、こちらの マニュアルを参照して下さい。 プロトコル統計情報...からは、AppleTalk ネットワークの制御用 パケットの情報を表示する “Protocol statistics” パネルがポップアップします。 このパネルにおけるグラフの意味については、参考文献等を参照して下さい。
ファイルサーバの設定
/etc/afpusers の設定では、アクセス不許可ユーザを設定します。 これで設定されたユーザからはファイルサーバがアクセスできなく なります。
この機能はスーパーユーザのみが実行できます。 directory の設定では、クライアントからのアクセスを許可する ディレクトリ等を設定します。 (スーパーユーザの場合は、まずユーザ名を尋ねてきます。 設定したいユーザ名を入力して下さい) ユーザが “root” の場合は、パブリックボリュームの設定になります。 そうでなければ、各ユーザごとのプライベートボリュームの設定です。 ユーザ名が正当ならば、“Server directories” パネルがポップアップします。 中央の大きなエリアに現在設定されているエントリが表示されます。 削除・修正する場合これらの一つを選択してください。 右端に並んでいるボタンが押せるようになります。
削除を選択した場合、このエントリが抹消されます。
修正を押すと、修正用パネルが現れます。 このパネルでは、NEWS のディレクトリ名・クライアントから見えるボリューム名・ アクセスを許可するユーザのリスト・パスワードを設定できます。 ディレクトリを設定するには直接キー入力するか、ディレクトリボタンを 押してファイルセレクターをポップアップさせてディレクトリを選択できます。 このファイルセレクターは、OSF/Motif において一般的に用いられる ファイルセレクターと同じものですが、ディレクトリの選択のみに使用します。 すでに存在するファイル名を選択 (もしくは入力) した場合 エラーとなります (このエラーは、 ファイルセレクターを利用した場合のみチェックされます)。
情報では、NEWS のディレクトリに関する各種情報等が表示されます。 このパネルでは、パーミッションの設定も行えますが、これは慎重に 行ってください。重大な結果を招くことがあります。 確認で変更された設定が保存されます。
“directory の設定” パネルの確認を押すと、現在の設定に従って ディレクトリを作成し、設定をスーパーユーザの場合は /etc/afpexportsに、 一般ユーザの場合は、$HOME/.afpexports に保存します。 作業の進行状況は、“Making server directories” パネルにモニタされます。 ファイルサーバを用いて CD-ROM を共有することが可能です。 root でのみ CD-ROM に関する設定を行なえます。 このときには、「ボリューム」の項には、CD-ROM と入力してください。 また、「ディレクトリ」の項には、/dev/sd06c のように、CD-ROM の接続されている デバイス名を直接指定します。
「ユーザ」「パスワード」も使用可能ですので、これらを用いてセキュリティを 保持することも可能です。
そのあとに「情報」パネルを開いて 「許可情報」をかならず変更してください。 「オーナ」「グループ」「その他」に対して「読みだし」の許可を与えてください。 起動・停止では、ファイルサーバプロセスの起動と停止をコントロール します。ここで設定する各種パラメータについては afsd を 参照して下さい。
この機能はスーパーユーザのみが実行できます。
プリントスプーラの設定
/etc/printcap の設定では、NEWS のプリンタ制御ファイルを設定します。 この機能は、sxadmin の “Printer” と同じですので、 そちらのマニュアルを参照して下さい。
この機能はスーパーユーザのみが実行できます。 起動・停止では、プリンタサーバプロセスの起動と停止をコントロール します。ここで設定する各種パラメータについては apsd を 参照して下さい。
この機能はスーパーユーザのみが実行できます。
オプション
通常の X ツールキットオプションの他に以下のオプションが指定できます。
−bell エラーや警告を表示するときにベルを鳴らすかどうかを指定します。 デフォルトは on です。
リソース
atxadmin で使用されているウィジェットが持つリソースに加えて、 アプリケーション自身も多くのリソースを持っています。 詳しくはリソースファイルを参照して下さい。
多国語対応
日本語 (シフト JIS/EUC)、英語 (ISO 8859-1) に対応しています。
関連ファイル
/usr/lib/X11/app-defaults/Atxadmin
/usr/lib/X11/ja_JP.SJIS/app-defaults/Atxadmin
/usr/lib/X11/ja_JP.EUC/app-defaults/Atxadmin
/usr/lib/X11/uid/Atxadmin/∗.uid
/usr/lib/X11/bitmaps/Atxadmin/∗.xbm
/usr/bin/X11/atxprintcap
/usr/bin/X11/atxprintcap.menu
バグ
• “プリントスプーラの設定” 中の “起動・停止” はユーザが 設定したパラメーターの正当性をチェックしません。 誤りがあった場合 apsd が コンソールにエラーメッセージを表示します。
関連事項
atlookup(1), atstatus(1), afsd(8), apsd(8), atconfig(8), atnetstat(8), atping(8), sxmenu(1), X(1)
著作権
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NEWS-OSRelease 4.2.1R