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ATNETSTAT(8)  —  NEWS-OS Programmer’s Manual

名称

atnetstat − AppleTalk ネットワークのステータスの表示

形式

atnetstat [ −i interface ] [ −s ] [ −r ] [ −m ] [ −S ] [ −v ]

解説

atnetstat コマンドは、 AppleTalk に関する様々な情報を収集して 表示するコマンドです。以下に述べるように様々なフォーマットがあります。

オプションの意味は以下の通りです。

−i AppleTalk を使用しているネットワークインターフェースを指定します。 指定できるインターフェースは、Ethernet インターフェース (en0、 en1、en2、... ) および LocalTalk を サポートしている機種では lt0 も指定できます。 このとき、指定されたインターフェイスを通過した AppleTalk パケットの受信・送信パケット数およびバイト数の 累積値を加え、各エラーの累積情報が表示されます。

−s DDP プロトコルの統計情報を表示します。 この場合には、通過したインターフェースに関係なく、 処理された DDP プロトコルの統計値です。 このときに、後述する −v フラグと共に 用いると、さらに詳しい情報を表示します。

−r AppleTalk のルーティングテーブルの内容を表示します。 このときに、後述する −v フラグと共に 用いると、さらに詳しい情報を表示します。

−m MacIP のアドレス割り当て状況を表示します。

−S AppleTalk ソケットの状態を表示します。

−v verbose モードを設定します。

例 1

% atnetstat −r とすると、例えば以下のように表示されます。 Routing tables[0] Status: GOOD
Network [E] <300,310> Hop 1 TO <10,240> From en1
Engineering-1
Routing tables[1] Status: GOOD
Network [E] <10,10> Hop 0 From en0
Doc-1 Doc-2
Routing tables[2] Status: SUSPECT
Network [N] <10> Hop 2 To <10,145> From en1
System-1 Status は、GOOD、SUSPECT、BAD0、BAD1 の いずれかをとります。 これらのステータスは、AppleTalk のルーティング情報の交換により 自動的にエージングされて変化します。 GOOD、SUSPECT、BAD0 のステータスにあるルーティング情 報のみ有効となります。 atnetstat −r では、有効な情報のみを表示します。 −v が設定されると “BAD1” を含めてカーネル内の全ての ルーティングテーブルを表示します。
Network の後ろの [N] は、NON-Extended Network を、 [E] は、Extended Network をあらわします。 <300, 310> は、そのネットワークの ネットワークレンジをあらわします。この場合には、300 から 310 までの ネットワーク番号が設定されていることをあらわします。
Hop 1 は、hopcount が 1 であることを示します。 また、0 の場合は、直接接続されていることを示します。
TO <10, 240> は、next hop のルータのアドレスをあらわしてい ます。この場合は、ルータのアドレスが、ネットワーク番号 10  ノー ド番号 240 であることを示しています (10 進表示です)。 また、HOP が 0 の場合には、このルータのアドレスは表示されません。
From en0 は、どのインターフェースから出力されるべきかを示しています。
次の行は、そのネットワーク上に設定されているゾーンのリストを 表示しています。

例 2

% atnetstat −S とすると以下のように表示されます。

Current Socket Status
NUMBER        UPSTREAM     ADDR
    1.(    RTMP)Kernel       8009b930
    2.(     NBP)Kernel       800a33dc
    4.(     AEP)Kernel       8009af34
    6.(     ZIP)Kernel       800a8250
128.( Dynamic)Kernel       8009e050
253.( Dynamic)User         c020aff0

NUMBER は、DDP のソケット番号を表します。 AppleTalk では、1 から 127 までは、静的に決められたソケット番号 で、使い方が決まっています。 その中で判っているものは、表示しています (RTMP など)。 128 から 254 までは、dynamic に決められるものです。
UPSTREAM は、そのソケットに対する処理ルーチンが どこにあるかと ADDR の項でその処理ルーチンのアドレスを表示します。 上記の例では、1 から 128 までのソケットの処理ルーチンは カーネル内にあり、253 がユーザプロセスであることが判ります。

例 3

% atnetstat −m とすると以下のように表示されます。

dynamic address table:
IP addrAT addrstatustimer
133.138.118.110000.00free    0
133.138.118.120000.00free    0
133.138.118.130000.00free    0
133.138.118.140000.00free    0
133.138.118.150000.00free    0
static address table:
IP addrAT addrstatustimer
133.138.118.510000.00free    0
133.138.118.520000.00free    0
133.138.118.530000.00free    0
133.138.118.540000.00free    0
133.138.118.550000.00free    0

AT addr は IP addr を割り当てられたノードの AppleTalk アドレスです。 status は free (空き) arp (探索中) または assigned (使用中) のいずれかです。timer は初期値が 5 で 1 分間に 1 減らされると同時に、 クライアントに対し問い合わせを行ない、 返事があれば 5 に戻されます。この値が 0 になると このアドレスは使用されていないと判断し解放されます。

バグ

atnetstat で得られる情報は、あくまで近似値です。 また、より細かい情報が必要な場合があります。 ソケットの情報は、余り役立たないかも知れません。

関連事項

atlookup(1), atconfig(8)

NEWS-OSRelease 4.2.1R

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