ATLOOKUP(1) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
atlookup − AppleTalk ネットワーク上のエンティティの表示
形式
atlookup [ −d ] [ −r ntimes ] [ −s nseconds ] [ −x ] [object[:type[@zone]]]
atlookup [ −z ] [ −C ]
解説
atlookup コマンドは、 AppleTalk の NBP (Name Binding Protocol) を使用して、 ネットワーク上のエンティティの名称やアドレスを表示します。
1 番目の形式は、 指定されたゾーン (zone) 上にある全てのエンティティを表示します。 デフォルトでは、現在の自分の所属するゾーンが仮定されます。 2 番目の形式は、 AppleTalk 上の全てのゾーンリストを表示します。
オプション
−d ネットワークアドレスを 10 進数で表示します。 デフォルトでは 16 進数です。
−r リトライの回数を指定します。 デフォルトでは 8 です。
−s リトライの間隔を秒単位で指定します。 デフォルトでは 1 です。
−x ASCII 文字以外のものが見つかった場合に、 その文字を 16 進の数字で表示します。
−z 全てのゾーンを表示します。
−C 表示をマルチカラムにします。
オブジェクト (object) と タイプ名 (type) の指定には、 ワイルドカードとして ’=’ が使用できます。 ただし、ゾーンにはワイルドカードは使用できません。 省略した場合には、 現在の自分の所属するゾーンが仮定されます。
例
ここでは、いくつかの例を示します。 以下の例では、現在のゾーンに属する全てのエンティティが表示されます。 % atlookup 例えば以下のように表示されます。 Found 2 entries in zone LocalTalk
00c8.84.f9 LaserWriter II NTX:LaserWriter
00c8.57.fb System:Macintosh II 最初の行は、実際に見つかったエンティティの数とゾーン名を示します。 上記の例では、2 つのエンティティが見つかり、そのゾーンは LocalTalk という ゾーン名であることを示します。
次の行からは、実際のエンティティのアドレス情報を示しています。 00c8.84.f9 は、16 進数で表されています。 最初の 00c8 は、ネットワーク番号を示し、次の 84 は、 ノード番号を示します。 また、最後の f9 は、使用されているソケット番号を 示します。このソケット番号を、アドレス標記に含めることはまれですが、 同じマシン上でいくつかのアプリケーションが走っている場合には有用です。
その横のフィールドは、object:type というフォーマットで それぞれのエンティティを示しています。すなわち LaserWriter II NTX はそ のエンティティのオブジェクト名 (object) を、LaserWriter は、 タイプ名を表します。 以下の例では、現在の全てのゾーンリストが表示されます。 この場合には、単にゾーン名が表示されるだけです。 % atlookup −z 以下の例では、EtherTalk というゾーンに属する全てのエンティティが 表示されます。 % atlookup ’=:=@EtherTalk’ 以下の例では、EtherTalk というゾーンに属し、LaserWriter というタイプ名を持つ全てのエンティティが表示されます。 % atlookup ’=:LaserWriter@LocalTalk’ 以下の例では、現在の自分の所属するゾーン内の M で始まる エンティティが表示されます。 atlookup ’M=:=’
バグ
ネットワークの構成によっては、エンティティの収集に時間がかかったり することがあります。また、反応の遅いエンティティがある場合には、 そのエンティティを見過ごすことがあります。 その場合には、リトライ回数を増やすなどするしか有りません。
日本語の名前の付いたエンティティも表示できますが、 Macintosh などの持つ NEWS で表示不可能なフォントなどが使われているときには 表示が乱れるかも知れません。
関連事項
NEWS-OSRelease 4.2.1R