L-DEVICES(5) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
L-devices − UUCP デバイス記述ファイル
解説
この L-devices ファイルは、UUCP デーモン uucico(8C) が使用可能なデバイスに関する情報を調べるために L.sys(5) の指示に従って参照するものです。それぞれの行が記述するデバイスは 1つだけです。
L-devices 内の行は次のフォーマットを備えています。
Caller Device Call_Unit Class Dialer [Expect Send]....
各項目は、任意の数のブランクあるいはタブによって区切ることが できます。‘#’で始まる行はコメントです。長い行は、その行末 に‘\’を付けることによって継続させることができます。
caller は、接続のタイプを示すものであり、以下のうちのいずれかになります。
ACU 自動呼び出しデバイス、例えば、Hayes 社の Smartmodem 1200 あるいは Novation 社の“Smart Cat”などの自動ダイヤリングモデム
DIR 直接接続;リモートシステムへのハードウェア回線(普通は RS−232)
DK AT&T 社の Datakit
MICOM
Micom Terminal スイッチ
PAD X.25 PAD 接続
PCP GTE Telenet PC Pursuit
SYTEK Sytek 高速専用モデムポート接続
TCP バークレーの TCP/IP あるいは 3Com の UNET 接続。この 2つは互いに排他的です。 L-devices ファイル内に TCP 接続をリストする必要はありません。 uucico は、必要とする情報をすべて L.sys(5) 内に収めているため、 L-devices ファイルを参照することさえありません。
device は、そのデバイスを使用する際にオープンされる /dev/ 内のデバイ スファイルです。このデバイスファイルは、UUCP によって所有され、 0600 あるいはそれよりも制限のないアクセスモードを備えていなく てはなりません (chmod(2) を参照)。
Call_Unit (呼び出しデバイス名)はオプションの第 2 デバイスファイル名です。 本当の自動呼び出しデバイスは、データとダイヤリング用にそれ ぞれ別個のデバイスファイルを使用します。 Device (デバイス)フィールドはデータポートを指定し、この Call_Unit (呼び出しデバイス名)フィールドはダイヤリングポートを指定します。 Call_Unit フィールドは、使用しない場合でも空白のままにしてはなりません。 “0”や“unused”などのダミーエントリを挿入してください。
Class (クラス)は、(ダイヤラおよび直接回線に関する)回線転送速度 あるいは(ネットワーク接続に関する)ポート番号を指定する整数値です。
Class (クラス)には、数値以外のプレフィックスを付けることができます。 このプレフィックスは、同じ Caller (呼び出しデバイス名)および転送速度を備えていながら明らかに異 なる複数のデバイスを区別するために使用されます。例えば、“1200” は、Bell 212 と互換性のあるすべてのモデムを指しますが、“V1200” とした場合には 1200 ボーの Racal-Vadic モデムを、“C1200”とした場合 には 1200 ボーの CCITT モデムを指します。同様に、“W1200”は長距離回 線を示し、“L1200”は局内の電話回線を示します。
Dialer (ダイアラ)は、ACU デバイスだけに適用されます。これは、ACU あ るいはモデムの“ブランド”またはタイプです。
DF02 DEC の DF02 あるいは DF03 モデム
DF112 DEC の DF112 モデムです。トーン呼び出しを使用する場合には DF112T の Dialer フィールドを、パルス呼び出しを使用する場合には DF112P の Dialer フィールドを使用してください。
att AT&T 2224 の 2400 ボーモデム
cds224 Concord Data Systems 224 の 2400 ボーモデム
dn11 DEC の DN11 ユニバスダイヤラ
hayes Hayes 社の Smartmodem 1200 およびこれに互換性のある自動ダイヤリン グモデム。トーン呼び出しを使用する場合には haystone の Dialer フィールドを使用し、パルス呼び出しを使用する場合には hayespulse の Dialer フィールドを使用してください。また、 (L.sys 内の)電話番号に‘T’および‘P’という文字を含めることもでき、 ダイヤリングの途中でトーンあるいはパルスへの変更が行えます (電話番号の先頭に付けた‘T’あるいは‘P’はダイヤルコードと みなされてしまいますので注意が必要です)。
hayes2400
Hayes 社の Smartmodem 2400 およびこれに互換性のあるモデムです。 トーンダイヤリングを使用する場合には hayes2400tone の Dialer フィールドを使用し、パルスダイヤリングを使用する場合には hayes2400pulse の Dialer フィールドを使用してください。
novation
Novation 社の“Smart Cat”自動呼び出しモデムです。
penril Penril 社の“Hayes コンパチブル”モデムです(もし完全に Hayes コンパチ であれば、 hayes エントリを使用してください)。
rvmacs MACS 構成において 831 アダプタを備えた Racal-Vadic 820 ダイヤラです。
va212 Racal-Vadic 212 自動呼び出しモデムです。
va811s 831 アダプタを備えた Racal-Vadic 811s です。
va820 831 アダプタを備えた Racal-Vadic 820 です。
vadic Racal-Vadic 3450 および 3451 シリーズの自動呼び出しモデムです。
ventel Ventel 212+ 自動呼び出しモデム
vmacs MACS 構成において 831 アダプタを備えた Racal-Vadic 811 ダイヤラです。
Expect/Send は、スマートポートセレクタを取りやめるため、あるいは、特別な コマンドをモデムに出すための、オプションの Expect/Send スクリプトです。形式は、 L.sys の Expect/Sent スクリプトと同じです。相違点は、 L.sys スクリプトが接続後に使用されるのに対して、 L-devices スクリプトは接続が行われる前に使用されるという点です。
関連ファイル
/etc/uucp/L-devices
関連事項
uucp(1C), uux(1C), L.sys(5), uucico(8C)
NEWS-OSRelease 4.2.1R