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cdff(5)

ctoif(1)

ctou(1)

typeface(7)

fonttab(5)

UTOC(1)  —  NEWS-OS Programmer’s Manual

名称

utoc − テキストファイルから CDFF ファイルへのコンバータ

形式

utoc [ option list ]

解説

utoc は、テキストファイルを CDFF ファイルに変換するコマンドです。 たくさんのオプションを用意していますが、その機能は以下に記述するとおりです。

−i text-file
入力するテキストファイル名を指定します。 この指定がない場合は標準入力から入力します。

−o cdff-file
出力する CDFF ファイルのパス名を指定します。 この指定がない場合は標準出力に出力します。

−n docname
出力する CDFF ファイルのヘッダ部に書き込む文書名ストリングを Shift-JIS コードで指定します。 指定がない場合は −i オプションで指定したストリングが指定されます。 その指定もない場合は テキストの先頭から 80 バイトまでを文書名としてとりこみます。

−p pointsize
文字サイズを指定します。単位は 1 ポイント (72 ポイント = 1インチ) を 1000 とします。 デフォルト値は 10000 (10 ポイント)です。

−F typeface2
2 バイトコードに対して typeface (書体)を指定します。 指定は書体コードを 16 進数で与えて行います。 /usr/sony/etc/fonttab がインストールされている場合は、そこに記述されている 書体の名称で指定することもできます。 デフォルト値は 1000 (明朝体)です (typeface(7)、fonttab(5) 参照)

−f typeface1
1 バイトコードに対して typeface (書体)を指定します。 指定は書体コードを 16 進数で与えて行います。 デフォルト値は 80400 (タイプライター)です。 (typeface(7) 参照)

−h character-pitch
文字ピッチを文字サイズに対する千分率で与えます。 デフォルト値は 1000 です。

−v line-pitch
改行幅を文字サイズに対する千分率で与えます。 デフォルト値は 1200 です。

−X page-width
ページ幅を指定します。 値は、 無名数または数値のうしろに がある場合は BMU 値(1200 BMU = 1インチ)です。 数値のうしろに c があればセンチメートル、 m があればミリメートル、 i があればインチによる指定となります。 ただし、数値は CDFF ファイル内部では BMU 値で保持されます。 デフォルト値は 9921 BMU (210mm : A4 縦置きの寸法)です。 この単位指定は、以下の −Y、 −x、 −y、 −U、 −L、 −W の各オプションでも同様です。

−Y page-height
ページのたての寸法を指定します。 デフォルト値は 14031 BMU (297mm : A4 縦置きの寸法)です。

−U v-offset
ページの上マージンを指定します。 ここで言うマージンとはページふちから印字領域(frame)ふちまでの距離のことです。 デフォルト値は 600 BMU です。

−L h-offset
ページの左マージンを指定します。 ここで言うマージンとはページふちから印字領域(frame)ふちまでの距離のことです。 デフォルト値は 300 BMU です。

−x frame-width
文字を印字する領域(frame)の幅を指定します。 デフォルト値は age-width − h-offset − 600 [BMU] となります。 (ここで page-width、h-offset はデフォルト値または 指定した値です。)

−y frame-height
文字を印字する領域(frame)の高さを指定します。 デフォルト値は page-height − v-offset − 600 [BMU] となります。 (ここで page-height、v-offset はデフォルト値または 指定した値です。)

−W width
この −W オプションを指定すると、ページにレイアウトされている frame が 左右 2 段に分かれます。 −W オプションを指定しなかった場合につくられる frame を width で指定される幅の帯で左右に等分し、幅 (frame-width − mid-margin)/2 の 2 つの frame とします。 テキストは左の frame、右の frame の順に流し込まれます。

−k [1|0]
PC-9801 のコード体系で用いている罫線コード(罫線素片)をJISコード (JIS X 0208) に変換するかどうかの指定を行います。 1 が変換、0 が変換しないことを示します。 デフォルト値は 1 です。

−s この −s オプションを指定すると、HT(0x09)を、 適当な個数の SP(0x20)に変換(detab)します。
なお、タブストップは その文書の文字サイズにおける全角文字 4 文字分 (8 バイト) ごとの位置としています。

−K この −K オプションを指定すると、罫線素片 (Shift-JISコードにおける 0x849f 〜 0x84be) に、対応する罫線アトリビュートを付加します。 これによって、行間が文字高さより大きくなった場合や、 文字間隔が文字幅よりも広くなった場合であっても、 となり合う罫線が接続して表示されます。
なお、このオプションを選択した場合は、 指定にかかわらず −s オプションを選択したものとみなします。 また、指定にかかわらず −k オプションで 1 を指定したものと見なします。

−T direction
この −T オプションを指定すると文書が縦書きになります。該当する文字がある場合は 縦書き用の文字を用意します。 direction は 0、1、2、3 のうちの 1 つの数字を選びます。この値は文字の進む方向を 指定します。
0 で横書きと同じ方向に書かれます。(文字だけを寝かせた形になる。)
1 で文字を正置した状態の縦書きになります。(始点が frame 右上にある)
2 で 0 の状態を 180 度回転した配列になります。
3 で 1 の状態を 180 度回転した配列になります。
(各回転は frame ごとに行われます。)

−I ぶら下げ禁則処理を行います。 禁則処理の対象となる文字は以下の計 83 文字に固定されています。

アスキー: ;:.,?!)]}´"

全角文字: :;.,。、?!)]」}゜゛ヽヾゝゞ〃々ー‐〕〉》』】°′″℃%ʼn’”−ぁぃぅぇぉっゃゅょゎァィゥェォッャュョヮヵヶ

半角カナ: 。、」ァィゥェォャュョッー

−C codeset
入力されるテキストファイルの文字コードセットを指定します。 sjis または euc を指定し、Shift-JIS または EUC 対応となります。 指定がなければ環境変数 LANG に依存しますが、 LANG の指定がなければ Shift-JIS 対応になります。

使用例

テキストファイル(textfile)を CDFF ファイル(file.cdf)に変換する例を いくつか示します。

1) 最小限の指定の場合。書体は、2バイトコードが 明朝体、1 バイトコードがタイプライターとなる。

% utoc −i textfile −o file.cdf

2) textfile を文字サイズを 14point にしてそのまま表示する。

% cat textfile | utoc -p 14000 | ctoif | xif

3) 1 バイトコードの書体をローマンとし、改行幅を文字高さの 180% にする。

% utoc −i textfile −f 80100 −v 1800 −o file.cdf

4) 改行幅および文字ピッチを文字サイズの 150% とし、しかも罫線がつながるようにする。

% utoc −i textfile −h 1500 −v 1500 −K −o file.cdf

5) 文字をページ上部中央はがき大くらいの領域に印字する。

% utoc −i textfile −L 5.2c −U 0 −x 9.5c −y 14.2c | ctoif | lpr −Pprinter −c

6) A4 横置きの袋とじ。フレームの間隔は 0.5 インチ、文字サイズは 8 ポイントとする。

% utoc −i textfile −L 0.5i −X 297m −Y 210m −W 0.5i −p 8000 −o file.cdf

7) 縦書き。改行幅は文字の大きさの 180% とする。ぶら下げ禁則処理を行う。

% utoc −i textfile −T 0 −L 600 −K −v 1800 −o file.cdf −I

関連事項

『Utocの使い方』
cdff(5), ctoif(1), ctou(1), typeface(7), fonttab(5)

バグ

文字ピッチは全角文字を基本とし、1 バイトコードは その半分の幅の固定ピッチであると想定しています。 よって typeface1 として可変ピッチの文字を指定した場合には表示が正しく行われない場合があります。
JISコード(JIS X 0208)に無い文字の CDFF 外字への変換は行いません。

NEWS-OSRelease 4.2.1R

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