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⇒ til(1) — FUSE 4.2

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cpp(1)

fuse(1)

fusescript(1)

til(1)  —  Commands

名前

til − ツール統合化言語ファイルのコンパイル

構文

til [ オプション ...] [ ファイル名 ...]

機能

 
til コマンドは、ツール統合化言語 (以降TILといいます)コンパイラ を起動します。TILコンパイラとメッセージ・モニタ は、非FUSEツールを最小限のプログラム編集によって FUSE環境に統合するためのプログラミング機能である EnCASEの基本構成要素です。

TILは、非FUSEツールに関する以下の情報を 指定することによって、当該ツールをFUSE 環境下で運用できるようにします。

•ツールの名称と起動キーの組み合わせ。この指定により、 当該ツールをFUSEコントロール・パネルに 一覧することができます。

•ツールの起動設定。この指定により当該ツールを FUSEから初期化し、起動することができます。

•ツールの状態とメッセージ。この指定によって ツールがFUSE内でメッセージを送受信し、 その他のFUSEツールと連携動作します。

以上の情報は拡張子.tilの付いたファイル (TILファイル)内で指定してください。 til コマンドは、各ファイルの処理をCプレプロセッサの cpp とTILコンパイラを使って行い、選択された オプションに従って以下の項目を生成します。

•TILファイルの構文エラーの診断メッセージ。

•EnCASE Cまたはスクリプト・インタフェースで書かれた ツール・メッセージ機能の、C言語ファイルと Cヘッダ・ファイル(.cおよび.hファイル)。

•FUSEコントロール・パネルが使う新しいスクリプト( tools.rc ファイル)。FUSEコントロール・パネルは、 非FUSEツール情報(ツール名と起動設定)を FUSEツール情報に統合します。

•新しいFUSEメッセージ・スキーマ( fuseschema.msl ファイル)。このスキーマにより、すべての非FUSE ツールのメッセージがFUSEツールのメッセージに 統合されます。

オプションやファイルをまったく指定しない場合は、 TILコンパイラが、TILファイルを持つすべての ツールに対してエラー・メッセージ、起動スクリプト、 メッセージ・スキーマを生成し、これらのTILファイル を作業ディレクトリに置きます。新しい起動スクリプト とスキーマは、現在FUSEで使われている起動スクリ プトとスキーマを置換しません。

引数

引数のfile は、コンパイルしたい1つまたは 複数のTILファイルを指定します。この引数で指定 するすべてのファイルは、FUSEツール用に、 $FUSE_TOP/rundata/schema ディレクトリにあるTILファイル・セットに追加 されます。環境変数の$FUSE_TOPは、FUSEが インストールされている位置にしたがって定義され ます。これはたいていのインストレーションの場合、 /usr/opt/FUSnnn です。この場合のnnnは、日本語FUSE V4.0を 示す400です。

オプション

−aclass [-aclass]... 
当該ツールがアクティブ状態であることを 指定します。アクティブなツールは、FUSE ツールのメニューに含まれ、そこから起動 することができます。このオプションを指定 した場合は、その指定値が、TILファイルで宣言した active 値を置き換えます。

classで指定する名前は、TILファイル内で クラス 属性に対して宣言されているtool-nameの値 と一致する必要があります。

−cclass [-cclass]... 
指定したクラス(ツール)へのメッセージ関数用 のC言語ファイル(.cおよび.hファイル)を生成 します。FUSEメッセージ・ファイルをリンク するためにC言語ファイルを生成するには、 このオプションを指定する必要があります。 クラスは複数指定することができます。

classで指定する名前は、TILファイル内の クラス 属性に対して宣言されているtool-name 値 と一致する必要があります。

−dclass [-dclass]... 
当該ツールが非アクティブ状態であることを 指定します。非アクティブなツールは、(コントロール ・パネルのツール・メニューにある)ツールを変更...オプション を使って非アクティブ・ツールの一覧からアクティブ ・ツールの一覧へ移動するまでFUSEツール・ メニューに含まれず、そこから起動することができま せん。このオプションを指定すると、ツールを変更...オプション を使ったあと生成した fuse.rc, ファイルがユーザのホーム・ディレクトリに置かれ、 TILファイル内に宣言されている active 値がこの値に置換されます。

classで指定した名前は、TILファイル内の クラス 属性に対して宣言されているtool-name 値 と一致する必要があります。

−Dname [-Dname]... 
#define指示文が定義するかのように、 nameを定義します。 −D オプションは、同一名を指定する −U オプションによって置き換えられます。

−install
FUSEメッセージ・スキーマの完全ビルドを、 $FUSE_TOP/rundata/schema ディレクトリにあるファイルを使って開始します。 現在のFUSEメッセージ・スキーマは、この新しい スキーマによって置き換えられます。

このオプションを指定した場合は、ビルドは、 特権のあるアカウントから実行する必要があります。

このオプションは、新しいツールをFUSEで 完全にデバッグし、テストするまで使わないで ください。

このオプションを指定した場合、コマンド行 で指定したすべてのファイル、および −no_schema、 −no_ansi、 または −c オプションが無視されます。

−Idir [-Idir]... 
デフォルトのヘッダ・ファイルおよびTIL ファイルとともに使われるヘッダ・ファイル とTILファイルに対するパス名を指定します。 パス名は複数指定できます。このオプションを 指定しない場合は、まず初めに作業ディレクト リが検索されたあと、 $FUSE_TOP/rundata/schema ディレクトリが検索されます。

−no_ansi
ツールのソースコードをコンパイルするため に使うCコンパイラが、ANSI-C準拠でない ことを指定します。したがって、コンパイル時の エラーを回避するため、関数のプロトタイプ 中の全パラメータがコメントとして抜き出されます。

−no_schema
ツールに対して生成されるメッセージ関数用の C言語ファイルのみを指定します。起動スクリ プトとメッセージ・スキーマは生成されません。 このオプションを指定しない場合は、新しい起動 スクリプト( tools.rc ファイル)とメッセージ・スキーマ( fuseschema.msl ファイル)が作業ディレクトリに生成されます。 起動スクリプトとメッセージ・スキーマは、 $FUSE_TOP/rundata/schema ディレクトリからFUSEが現在使っている 起動スクリプトとメッセージ・スキーマを 置き替えしません。

−no_schema オプションは、 −install オプションが指定されている場合、無視されます。

−syntax
TILファイルのエラー・チェックだけが完了 していることを指定します。C言語ファイル、 起動スクリプト、メッセージ・スキーマは 生成されません。

−Uname [-Uname]... 
nameの定義を削除します。 −U オプションが、同一名を指定する −D オプションに代わって使われます。

例

1つのTILファイル内にtool1とtool2の 2つのツール・クラスが含まれる場合に 単にエラー・メッセージのみを生成するには、 次のコマンドを発行してください。 % til -syntax tools.til

起動スクリプトとメッセージ・スキーマを生成せずに、 C言語ファイルのみを生成するには、次のコマンド を発行してください。 % til -ctool1 -ctool2 -no_schema tools.til

C言語ファイル、起動スクリプトおよびメッセージ ・スキーマを生成するには、次のコマンド を発行してください。 % til -ctool1 -ctool2 tools.til

新しい起動スクリプトおよびメッセージ・スキーマ を生成して、FUSEで使用している起動スクリプトと メッセージ・スキーマと置き換える場合は、 特権付きのアカウントから次のコマンドを 発行してください。 % til -install

関連項目

cpp(1), fuse(1), fusescript(1)

DEC FUSE EnCASE Manual

日本語 DEC FUSE ハンドブック

Ladebug Debugger Manual: ウィンドウとコマンド行インタフェース

Typewritten Software • bear@typewritten.org • Edmonds, WA 98026