NEWFS(8) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
newfs − 新しいファイルシステムを作る
形式
/etc/newfs [ −N ] [ newfs-options ] special
解説
newfs は、以前用いられていた mkfs(8) プログラムのかわりにファイルシステムを初期化するために使用します。 newfs を実行する前には、 disklabel(8) を用いてディスクにラベルをつける必要があります。 newfs は、ディスクラベルに記述されているデフォルト値に基づいて、 指定されたスペシャルファイルにファイルシステムを作成します。 通常、ディスクラベルに記述されているデフォルト値の設定で十分ですが、 newfs には、デフォルトを選択的に置き換えることができる多数の オプションがあります。
−N オプションを指定すると、 実際にファイルシステムを作成せずに、 ファイルシステムのパラメータを表示します。
一般的な割り当ての方針を定義するオプションを以下に示します。
−b block-size
バイト単位のファイルシステムのブロックサイズ。
−f frag-size
バイト単位のファイルシステムのフラグメントサイズ。
−m free space %
普通のユーザが使用できないように、 フリースペースとして割当てられる最小値の割合 (パーセント)です。 デフォルトは 10% です。 オプションの設定方法についての詳細は、 tunefs(8) をご覧ください。
−o optimization preference
optimization preference は space または time です。 ブロックの割当てに費やされる時間を最小限にするように、 またはディスク上のスペースの断片化を最小限に抑えるように、 ファイルシステムに指示することができます。 最小フリースペースの値(上記のオプション参照)が 10% に満たない場合には、 デフォルトはスペースの最適状態になります。 この値が 10% 以上である場合には、 デフォルトは時間の最適状態になります。 オプションの設定方法についての詳細は、 tunefs(8) をご覧ください。
−a maxcontig
回転遅延を強制する前に配置される、 連続ブロックの最大数を指定します(以下の −d を参照のこと)。 デフォルト値は 1 です。 オプションの設定方法についての詳細は、 tunefs(8) をご覧ください。
−d rotdelay
同一ディスク上で、転送完了割り込みのサービスを終えてから 新たな転送を開始するまでに要求される時間を(ミリ秒単位で)指定します。 デフォルトは 4 ミリ秒です。 オプションの設定方法についての詳細は、 tunefs(8) をご覧ください。
−n rotposition
ブロック割り当てアルゴリズムで用いるディスク 1 回転当たりの分割数を指定します。 デフォルトは 8 です。
−e maxbpg
単一のファイルが、 1 つのシリンダグループから割り当てられる 最大のブロック数を指定します。 この値を越えると、他のシリンダグループからブロックの割り当てを開始します。 デフォルトは、1 つのシリンダグループ内の 総ブロックの 4 分の 1 に設定されます。 オプションの設定方法についての詳細は、 tunefs(8) をご覧ください。
−i number of bytes per inode
ファイルシステムの i ノードの密度を指定します。 デフォルトは、2048 バイトのデータスペースごとに 1 個の i ノードが作られます。 i ノードの数を少なくしたい場合には、より大きな数値を、 また、i ノードの数を増やしたい場合には、 より小さな数値を指定する必要があります。
−c #cylinders/group
ファイルシステムの 1 シリンダグループ当たりのシリンダ数。 デフォルトは 16 です。
−s size
セクタ単位のファイルシステムのサイズ。
ディスクのジオメトリに関する標準値を変更するには、 以下のオプションを指定します。 デフォルトの値は、ディスクラベルに指定されているものが使用されます。 これらのデフォルトを変更することは、 newfs を用いて、(例えばライトワンスディスクのように)最初に作られる時と 最終的に使われる時にタイプの違うディスク用の ファイルシステムの raw image を作成するような場合にのみ有用です。 いずれかのデフォルトを変更した場合、 標準のスーパーブロックが失われた時、 fsck が代わりのスーパーブロックを見つけだすことは不可能になるので、 ご注意ください。
−r revolutions/minute
ディスクの 1 分当たりの回転数。
−S sector-size
バイト単位のセクタのサイズ (512 以外の値になることは、ほとんどありません)。
−u sectors/track
ファイルシステムによってデータ割り当て可能な 1 トラックあたりのセクタ数。 これには、バッドブロックがあった場合に代わりに使用する目的で 各トラックの最後にリザーブしてあるセクタを含まれません。
−t #tracks/cylinder
ファイルシステムによってデータが割り当て可能な 1 シリンダあたりのトラック数。
−p spare sectors per track
スペアセクタ(バッドセクタ置き換え用)は 各トラックの最後の物理セクタ部を占めます。 それらはファイルシステムによってデータが割り当て出来ないため、 1 トラックあたりのセクタ数 (−u オプション) の部分には数えられません。
−x spare sectors per cylinder
スペアセクタ(バッドセクタ置き換え用)は 各シリンダの最後のトラックの物理セクタ部を占めます。 それらはファイルシステムによってデータの割り当てが出来ないため、 各シリンダの最終トラックの 1 トラックあたりのセクタ数 (−u オプション) から差し引かれます。
−l hardware sector interleave
遅いコントローラを補正するための メディアフォーマットの変更を記述するために用います。 インタリーブは、各トラックの物理セクタのインタリーブで、 以下のように、分数で実際に読めるセクタの比率を指定します。
sectors read / sectors passed over
インタリーブ 1/1 は連続的な割り当てを意味し、1/2 は 論理セクタ 0 は論理セクタ 1 から 1 セクタ離れて割り当てられます。
−k sector 0 skew, per track
遅いコントローラを補正するための メディアフォーマットの変更を記述するために用います。 トラックスキューは同一シリンダ上のトラック N のセクタ 0 と トラック N-1 のセクタ 0 の相対的な距離です。
関連事項
disktab(5), fs(5), disklabel(8), diskpart(8), fsck(8), format(8), tunefs(8)
M. McKusick, W. Joy, S. Leffler, R. Fabry, “A Fast File System for UNIX”, ACM Transactions on Computer Systems 2, 3. pp 181-197, August 1984. (reprinted in the System Manager’s Manual, SMM:14)
NEWS-OSRelease 4.2.1R