SXDM(1) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
sxdm − NEWS Desk 用の X ウィンドウディスプレイマネージャ
形式
sxdm [ −config configuration_file ] [ −daemon ] [ −debug debug_level ] [ −error error_log_file ] [ nodaemon ] [ −resources resource_file ] [ −server server_entry ] [ −session session_program ] [ −xrm resource_specification ]
解説
sxdm は、ローカルあるいはリモートのディスプレイにログインパネルを 表示し、ユーザのログイン名、パスワードの入力を検証して 正当なユーザのセッションを開始します。
ログインパネル表示中に /dev/console に対して出力されたメッセージは、 別ウィンドウ (console window) を作り、その中に表示します。
sxdm によりログインすると、/etc/sxdm/Xsession の内容に従い、 ホームディレクトリの、.sxsession というファイルを B-sh スクリプトとして 実行します。ユーザは、ログイン時に実行したい内容をこのファイルに 記述しておくことができます。.sxsession が無い場合には、 デフォルトとして mwm(1) と sxsession(1) を起動します。
もし、ユーザのホームディレクトリに、.nosxsession という ファイルがあると、.sxsession のかわりに .xsession を 実行しようとします。.xsession が 無かった場合には、 twm と xterm を起動します。 この機能により、 xdm(1) とイニシャルファイルを共通化することができます。
.sxsession、.xsession (.xinitrc) の例が、/usr/lib/X11/sx/skel にあります。
ログインするには、Login プロンプトの後ろに、アカウント名をキーボードから 入力します。入力を間違えた場合には、BS キーと左右カーソルキーにより 訂正することができます。 パスワードが付いていない場合にはアカウント名入力の後に リターンまたは <F1> キーを入力すると即座にセッションが開始します。 <F1> キーによりログインした場合には、無条件で xterm (だけ) が起動されます。 パスワードが付いている場合には、Password 入力欄にパスワードの入力が 必要になります。入力したパスワードは、秘密保持のため画面には表示されませんが、 パスワードの入力を間違えた場合には、上下カーソルキーによりパスワードの 再入力が可能です。
不正なアカウント名またはパスワードが入力された場合には、 ログインパネルが上下に振動して再入力をうながします。 ログインの成功は、ログインパネルが空に飛び立つ様に画面から消える ことにより知ることができます。 また、 ログインの成功および失敗時に、オーディオインターフェースにより 音を鳴らすこともできます。
sxdm を使用するかどうかのシステムの設定は、 dmset(8) コマンドにより 行うことができます。
リソース
リソースは、/etc/sxdm/sxdm-config のなかで、DisplayManager∗resources リソースによって指定されているファイル (デフォルトでは /etc/sxdm/Xresources が指定されています) または、/usr/lib/X11/app-defaults/SXdm のどちらでも指定することができます。
consoleOutput (class ConsoleOutput)
/dev/console に対して出力されたメッセージを console window に表示する 機能を使用するかどうかを application resource の "consoleOutput" で指定することができます。
xlogin∗consoleOutput:
no_concern
一切関知しません。したがって出力があると画面が
壊れます。
crash_in_hands
sxdm 内部で握りつぶします。したがって、画面が
壊れることはありませんが、出力があっても
sxdm の画面ではそれを知ることができません。
show_you
出力の内容を表示することができます。
consoleOutput に show_you が指定された場合、console window の 表示機能を使用することになります。
この時、スクリーンのある場所にコンソール出力があったかどうかを 示すインジケータが表示されます。出力があるとベルが鳴り、この インジケータは selected の状態になります。
任意の時点でこのインジケータをクリックすると、console window が 表示され、selected の状態の場合はそれを解除します。 console window 内の「OK」ボタンをクリックすると、console window は閉じます。
sxdm が console 出力を取るのは、ローカルに接続されたディスプレイだけです。
consolePopup (class ConsolePopup)
インジケータをクリックする以外にも console window を表示する ことができ、やはり application resource の "consolePopup" で指定することができます。
xlogin∗consolePopup:
manually
画面のある場所に表示されているコンソール
インジケータをクリックすることによってのみ
表示します。
これがデフォルトです。
at_the_beginning
sxdm の起動時に自動的に表示します。
もちろん、それを閉じるのは自由です。
triggered_by_input
console 出力があるとベルが鳴り、自動的に
表示します。
sxdm が起動して console 出力を監視し始めるまで、 あるいは、ログインした後については console 出力に関知していませんので、 その間に出力されると画面が壊れることがあります。
failSound (class FailSound)
ユーザがログインに失敗したとき、オーディオインターフェースから流れる 音声のサウンドファイルを指定します。
successSound (class SuccessSound)
ユーザがログインに成功したとき、オーディオインターフェースから流れる 音声のサウンドファイルを指定します。
successSubSound (class SuccessSubSound)
ユーザ "shutdown" でログインし、電源「OFF」のボタンを押したときに オーディオインターフェースから流れる 音声のサウンドファイルを指定します。
soundLevel (class SoundLevel)
音声のレベルを指定します。値は dB 単位で 0 〜 -32 の範囲です。
shutdownPopup (class ShutdownPopup)
ユーザ "shutdown" でログインされた時、内部で独自の確認画面 (shutdown window)を表示し、その後の /etc/shutdown の実行まで 行います。
shutdown window には /usr/ucb/w の出力と「Power Off」「Cansel」の ボタンが表示されています。
この機能を使用するかどうかを application resource "shutdownPopup" で指定することができます。
xlogin∗shutdownPopup:
on
この機能を使用します。
off
この機能を使用しません。今までと同様 xterm が
起動します。
panelFile1 (class PanelFile1)
panelFile4 (class PanelFile4)
panelFile8 (class PanelFile8)
ログインパネルのバックグラウンドに表示するイメージのファイルを指定します。 ファイルは、XWD フォーマットでなければなりません。 ディスプレイのプレーン数が、8 以上ならば、まず panelFile8 で指定された ファイルを読みにいき、それがなければ panelFile4 で指定された ファイルを読みにいき、それがなければ panelFile1 で指定された ファイルを読みにいきます。 ディスプレイのプレーン数が、4 以上ならば、まず panelFile4 で指定された ファイルを読みにいき、それがなければ panelFile1 で指定された ファイルを読みにいきます。 それ以外の場合は panelFile1 で指定されたファイルを読みにいきます。
greetX (class GreetX) greetY (class GreetY)
sxdm は、ログインパネル上に OS のバージョンとホスト名を表示します。 その位置座標を指定します。
loginX (class LoginX) loginY (class LoginY)
ログインプロンプトの位置座票を指定します。
loginFX (class LoginFX) loginFY (class LoginFY)
ログインネームを入力するフィールドの位置座票を指定します。
passwdX (class PasswdX) passwdY (class PasswdY)
パスワードプロンプトの位置座票を指定します。
passwdFX (class PasswdFX) passwdFY (class PasswdFY)
パスワードを入力するフィールドの位置座票を指定します。
関連ファイル
/etc/sxdm
/usr/lib/X11/sx/sxdm
/usr/lib/X11/app-defaults/SXdm
/usr/adm/sxdm-errors
/etc/sxdm/sxdm-pid
/usr/lib/X11/sx/skel/.sxsession
/usr/lib/X11/sx/skel/.xsession
/usr/lib/X11/sx/skel/.xinitrc
関連事項
dmset(8), sxsession(1), X(1), xdm(1), XDMCP
NEWS Desk ユーザーズガイド Vol.1
バグ
NEWS-OS Release 4.0、4.1、4.2 では、それぞれ sxdm のバージョンが異なり、 sxdm の設定ファイルが 1部変更されていますので、 違うバージョンの NEWS-OS の /usr を NFS マウント する場合、あるいは、違うバージョンの NEWS-OS から /usr を NFS マウントして、sxdm を使用する場合、 NFS クライアントマシンの /etc/sxdm の下のファイルを、 NFS サーバマシンのバージョンのものと同じものに 入れ替える必要があります。
著作権
Copyright (c) 1990, 1991, 1992, 1993 Sony Corporation
NEWS-OSRelease 4.2.1R