PASSWD(1) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
chfn, chsh, passwd − パスワードファイル情報の変更
形式
passwd [ −f | −s ] [ name ]
chfn [ name ]
chsh [ name [ shell ] ]
解説
passwd は、ユーザ name (デフォルトはユーザ自身の名前)に対応する、 パスワード、 ログインシェル (−s オプション)、 あるいは GECOS 情報フィールド (−f オプション) の変更やインストールを行います。 chfn は passwd −f と同じ、 chsh は passwd −s と同じです。
パスワードを変更するとき、 プログラムは現在のパスワードの入力を求め、 次に新しいパスワードの入力を求めます。 ユーザは、 この両方に応答しなければなりません。 新しいパスワードは、 間違えずに 2 回入力する必要があります。
新しいパスワードは、 アルファベットの大文字と小文字の両方を混ぜて使用する場合は最低 4 文字、 小文字または大文字のみの場合は最低 6 文字の長さが必要です。 この規則は、 ユーザが充分に注意深く作業を行えば、 それほど難しいものではありません。
名前の所有者あるいはスーパーユーザだけが、 パスワードを変更することができます。 その際に、 名前の所有者である一般ユーザは、 古いパスワードを知っていることを証明しなければなりません。 NIS のパスワードを変更するためには、 yppasswd を使用します。 これは、 ユーザのローカルパスワードや、 ユーザがアカウントを持つすべてのリモートマシンのパスワードに 影響を及ぼすものではありません。
ログインシェルを変更するとき、 passwd は現在のログインシェルを表示し、 それから新しいログインシェルに対するプロンプトを出します。 新しいログインシェルは、 スーパーユーザでない限り、 /etc/shells にリストされている許可されたシェルのどれかでなければなりません。 /etc/shells が存在しない場合に指定できるシェルは、 /bin/sh と /bin/csh だけです。
スーパーユーザは、 すべてのログインシェルを変更できます。 一般ユーザは、 自分自身のログインシェルのみ変更できます。
GECOS 情報フィールドを変更するとき、 passwd は現在の情報を表示し、 finger(1) プログラムで表示されるようにフィールドを分割して表示し、 新しい値に対するプロンプトを出します。 これらのフィールドには、 ユーザの本当の名前、 オフィスの部屋番号、 オフィスの電話番号、 家庭の電話番号などが含まれています。 各プロンプトでは、 デフォルト値がカッコ内に表示されます。 このデフォルト値でよいときは、 単に復帰改行を入力します。 フィールド値を空にするときは、 none という単語を入力します。 以下は、 実行例です。
Name [Biff Studsworth II]:
Room number (Exs: 597E or 197C) []: 521E
Office Phone (Ex: 1632) []: 1863
Home Phone (Ex: 987532) [5771546]: none
passwd では、 電話番号にハイフンを付けても付けなくても入力できます。 万全を期するためには、 GECOS 情報を変更してから finger を実行することが、 正しいセットアップにつながる最良の方法です。
スーパーユーザは、 すべての GECOS 情報を変更できます。 一般ユーザは、 ユーザ自身のもののみ変更できます。
関連ファイル
/etc/passwdこれらのすべての情報を含んだファイル
/etc/shells利用できるシェルのリスト
/etc/yp/passwd
関連事項
login(1), finger(1), passwd(5), crypt(3), yppasswd(1)
Robert Morris and Ken Thompson, UNIX password security
バグ
passwd は、 ローカルパスワードを変更するもので、 NIS のパスワードを変更することはできません。 NIS パスワードを変更する方法については、 yppasswd(1) を参照してください。
NEWS-OSRelease 4.2.1R