BINMAIL(1) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
binmail − ユーザ間でメールを送受する
形式
/bin/mail [ + ] [ −i ] [ code-option ] [ person ] ...
/bin/mail [ + ] [ −i ] [ code-option ] −f file
解説
注意:これは、 バージョン 7 の UNIX システムのメールプログラムです。 デフォルトの mail コマンドは mail(1) の項で述べられていて、ディレクトリ /usr/ucb にあります。
引数の与えられていない mail は、 ユーザのメールをメッセージ単位で最新のものから順に表示します。 省略可能な引数 + はメールメッセージを受信した順に表示します。 各メッセージについて、 そのメッセージの処理を指示するために標準入力から 1行を読み取ります。
デフォルトでは mail は、メッセージを 7 ビットメールコードに変換して送信します。 また、受信したメッセージは、ユーザの内部コードに自動変換します。
復帰改行
次のメッセージを表示します。
d メッセージを削除して次のメッセージを表示します。
p メッセージをもう 1度表示します。
− 前のメッセージへ戻ります。
s [ file ] ...
メッセージを指定された file へセーブします (デフォルトのファイルは mbox)。
S [ file ] ...
メッセージを漢字コードの変換を行わずに指定された file へセーブします (デフォルトのファイルは mbox)。
w [ file ] ...
メッセージを見出しなしで指定された file へセーブします (デフォルトのファイルは mbox)。
W [ file ] ...
メッセージを漢字コードの変換を行わずに見出しなしで指定された file へセーブします (デフォルトのファイルは mbox)。
m [ person ] ...
メッセージを指定された1人または 複数の人へメールで送ります (デフォルトの人はユーザ自身)。
EOT (コントロール-D)
まだ見ていないメールをメールボックスへ戻し、終了します。
q EOTと同じ。
!command
シェルへ抜けて command を実行します。
∗ コマンドの要約を表示します。
割込みは通常 mail コマンドを終了させます。 メールファイルは変更されません。 オプションの引数 −i は、 mail に、割込みがあっても終了しないように指示します。
person が指定されたときには、 mail は標準入力をエンドオブファイル (または ‘.’ だけの行)まで取り込み、 それを各 person のメールファイルへ収めます。 メッセージの前には、 発信者の名前とポストマークが付けられます。 ポストマークのように見える行の前には ‘>’ が付けられます。 person は 普通 login(1) によって認識されるユーザ名です。 遠隔システムの受取人を表すには、 person の前にプリフィックスとして システム名と感嘆符(!)を付けてください (uucp(1) 参照)。
−f オプションは、 指定されたファイル(たとえば mbox)を、 それがあたかもメールファイルであるかのように扱います。
code-option は次のとおりです。
−U 送信、受信メッセージ共にコード変換を行いません。
−C または −J
メッセージを 7 ビットメールコードに変換して送信します。
−Jx[y[z[w]]] または −Jz[w]
メッセージを JIS コードに変換して送信します。
x 漢字を指示するエスケープシーケンス ESC $ x の終端文字。 B または @ (デフォルトは、B)。
y 英数字を指示するエスケープシーケンス ESC ( y の終端文字。 B または J (デフォルトは、EUC では B、 シフト JIS では J)。
z カタカナの扱い。
7: SO/SI を使用する JIS 7 ビットコード。
8: 0xa1〜0xdf を使用する JIS 8 ビットコード。
I: カタカナを指示するエスケープシーケンス ESC ( I を 使用(デフォルト)。
w EUC のコードセット 3 または シフト JIS の 0xf040〜0xfcfc のための エスケープシーケンス ESC $ ( w の終端文字。 0〜~ (デフォルトは、D)。
−S メッセージをシフト JIS コードに変換して送信します。
−E メッセージを EUC に変換して送信します。
ユーザがログインしたときに、メールが来ていることが知らされます。
関連ファイル
/etc/passwd発信者を識別し人を探すために使用される
/usr/spool/mail/∗ユーザ ∗ への入りメール
mboxセーブされたメール
/tmp/ma∗一時的ファイル
/usr/spool/mail/∗.lock メールディレクトリのロック
dead.letterメールで送ることのできなかったテキスト
関連事項
mail(1), write(1), uucp(1), uux(1C), xsend(1), sendmail(8)
バグ
競合状態では、ロックファイルの除去に失敗することがあります。
メールが xsend(1) を使用して送られない限り、 あるユーザ宛のメールは通常だれもが読むことができます。 インストレーションで mail を、独自のメールディレクトリを所有する set-user-id コマンド とすることによって、 これを解決することができます。
NEWS-OSRelease 4.2.1R