jefcode(1) — Commands
名称
jefcode − JEF-DEC ファイル変換ユーティリティ
形式
jefcode [−オプション] [−i 入力ファイル] [−o 出力ファイル]
機能説明
jefcode ユーティリティは,FACOM JEF漢字コードを含むファイルと DEC漢字コードを含むファイルの相互変換を行います。
オプション
−i入力ファイル名
jefcode ユーティリティの入力ファイルとなるファイル名を指定 します。 このオプションを省略した場合は,標準入力が入力ファイルとなります。
-o出力ファイル名
jefcode ユーティリティの出力ファイルとなるファイル名を指定 します。 このオプションを省略した場合は,標準出力が出力ファイルとなります。
-ipキーワード
入力ファイルのコード体系を指定します。 この際に指定できるキーワードは jef または dec です。
-opキーワード
出力ファイルのコード体系を指定します。 この際に指定できるキーワードは jef または dec です。
-c1バイトコードテーブル名
jsnatratbl ユーティリティにより作成される 1バイトコード・ テーブルのファイル名を指定します。
-e[ss | ls]
−e ss の場合
−ip dec −op jefの場合
入力ファイルのデータ中に SS2 (X’8E’)が現われた場合,次の 1バイトを JIS カタカナ・コードセットと解釈します。 SS2 が付加されずに X’A1’ 以上 X’FE’ 以 下のコードが現れた場合は,全角コードの上位バイトと解釈します。−e と −k は同時には指定できません。この指定がない場合は,−k の指定 に従います。変換した JEFコードの 2バイトコード文字列の前後にはシフトコード (X’28’, X’29’)が挿入されます。
−ip jef −op decの場合
JISカタカナ・コードセットに変換された場合は,前に SS2を付加してからファイル に出力します。この出力ファイルは 端末またはプリンタに直接出力する最終形式の ファイルを想定しています。−e と −k は同時には指定できません。 この指定がない場合は,−k の指定に従います。
−e ls の場合
−ip dec −op jefの場合
入力ファイルのデータ中に LS3R (ESC|)が現われたとき以後, X’A1’ 以上 X’FE’ 以下のコードを全角コードの上位バイトと解釈します。LS2R (ESC})が現われたとき 以後のコードをすべて 1バイト・コードと解釈します。−e と −k は 同時には指定できません。この指定がない場合は,−k の指定に従います。 変換したJEFコードの全角文字列の前後にはシフトコード (X’28’, X’29’)が挿入され ます。
−ip jef −op decの場合
JIS カタカナ・コードに変換された場合は,その 1バイト文字列の前後に LS2R, LS3R を付加してからファイルに出力します。この出力ファイルは端末またはプリンタに 直接出力する最終形式のファイルを想定しています。−e と −k は 同時には指定できません。この指定がない場合は,−k の指定に従います。
−e オプションを指定せずに,環境変数 JEFCODE_ESCAPEを ss または ls に定義することにより,−e ss または −e ls と同じ結果 が得られます。 以下は C-shell の場合の環境変数の定義例です。 % setenv JEFCODE_ESCAPE ss ただし,明示的に −e を指定した場合は,環境変数より優先 されます。
-x[ 外字管理ファイル名 ]
JEF 拡張文字や JEFユーザ定義文字を DECユーザ定義領域のどの文字コード に割り当てるかを定めた外字管理ファイル名を指定します。 外字管理ファイルは,jefknjdef ユーティリティにより作成, 管理されるファイルです。
-x を指定した場合は,必ず外字管理ファイル名を指定しなければなり ません。
-x の指定がない場合,JEFから DECへの変換の場合は JEF 拡張文字および JEFユーザ定義文字はすべて "□" (X’A2A2’)に, DECからJEFへの変換の場合,DEC拡張漢字セットの文字は,すべて (X’44E9’)に 変換します。
-f[s:開始位置] [e:終了位置 | l:長さ] [kanji | kana ]
1レコード内の変換の範囲を指定します。 -f オプションは 最大 32個まで記述できますが, 各々の -f オプションで指定する範囲が重なってはいけません。 また,33個以上指定しても 33個目からの修飾子は無視されます。
-f の指定がない時は,1レコード全体が変換の対象になります。 キーワード s: の省略値はレコードの先頭で, e: と l: は,レコードの最後の位置を示す値です。
e: と l: は,同時には指定できません。 また,キーワードの kana と kanji は,同時には指定でき ません。
キーワード s:, e:, l: の値を指定する場合, キーワードと値との間に空白を入れずに指定しないといけません.
−ip dec −op jefの場合
-f オプションを指定しない場合は,先頭レコードが "<ESC>}"で 始まらない限り漢字モードから始まるものと見なします。
−ip jef −op decの場合
-f オプションを指定しない場合は,先頭レコードが "Shift-K"で始まらない 限り 英数字モードから始まるものと見なします。
-k[ KMAPレコード数 ]
KMAP レコード数の省略値は 1 です。 −ip dec −op jefの場合
−k を指定した時,入力ファイル名に ".kmap" を付加したファイルが,入力 ファイルの全角,半角コード混在情報を示す KMAPファイルであるとみなされます。 ただし,環境変数 JEFCODE_KMAPFILE で指定されているファイル名があればそのファ イル名が優先的に使用されます。以下は C-shell の場合の環境変数の定義例です。 % setenv JEFCODE_KMAPFILE KMAPファイル名 コード変換は KMAP ファイルに定義されている情報に従って実行されます。 KMAPレコード数の指定がある場合,KMAPファイルの先頭レコードから指定された レコード数を変換する際に使用します。KMAPファイル内の全 KMAPレコード数が, 指定された値より小さい場合は,全KMAPレコード数が指定されているものとして 処理されます。−k と −e は同時には指定できません。
この指定がない場合は,−e の指定に従います。
また KMAPコードが "Xk" で,対応する入力コードが漢字コードだった場合は, KMAPコードは"XX"であると見なします。
入力ファイルとして標準入力を使用した場合は,jefcode_stdio.kmap という 名前の KMAPファイルを参照します。このファイルがない場合はエラーとなります。
−ip jef −op decの場合
−k の指定がある場合,コマンド・パラメータで指定した出力ファイル中に 1 バイトコードがあっても,エスケープ・シーケンス (SS2 または LS2R,LS3R)を 挿入せず,出力ファイル名に ".kmap" を付加したファイルを作成し,2バイトコー ド・1バイトコードの混在情報を出力します。ただし,環境変数 JEFCODE_KMAPFILE に KMAPファイル名が割り当てられている場合は,そのファイル名で KMAPファイル が作成されます。KMAPレコード数の指定がある場合,KMAPファイルに出力されるのは, 出力ファイルの先頭レコードから数えて KMAPレコード数分のレコードに対する 2バイ トコード・1バイトコードの混在情報です。 −k と −e は同時には指定できません。この指定がない場合は, −e の指定により変換を行います。
出力ファイルとして標準出力を使用した場合は,jefcode_stdio.kmap という 名前の KMAPファイルが作成されます。
注意
−k オプションを指定し,JEF→DEC→JEF のように変換させようとして, jefcode コマンドをパイプでつないで連続実行させると,出力中の KMAPファイル が参照できずにエラーとなります。この場合はコマンドを複数回に分けて実行 して下さい。
-t
このオプションは,-ip dec -op jef の指定の場合有効です。 -t の指定がある場合は,タブをそれ自体有効なコードと解釈し, タブ・コードを空白文字列へ変換することを行いません。 -t の指定がない場合は,タブ・コードを次の文字位置が 8の倍数となる ようにタブ文字を空白文字に変換します。
空白文字列の変換は,DECコードから JEFコードへの変換の前に行われます。 したがって全角コードの前後に挿入される Shift-K/Shift-A文字は,タブ位置の計算 には含まれません。
注意
jefcodeユーティリティが ファイル・アクセス中に何らかのエラーを検出した場合は, その旨を告げるメッセージを表示し,出力ファイルは消去されます。
関連項目
jefknjdef(8), jsnatratbl(8)
『F-RJE for DEC OSF/1 ユーザーズ・ガイド』