SNMPXPERF(1) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
snmpxperf − MIB 変数の値を監視しリアルタイムに折れ線グラフで表示する SNMP アプリケーション
形式
snmpxperf agent object [options]
解説
snmpxperf は MIB 変数の値をグラフィカルに表示するツールです。グラフは折れ線グラフ で表示されます。 監視の対象となるエージェント agent と MIB 変数 object をコマンドラインより指定してください。 snmpxperf で表示できるものは、カウンタ、ゲージ、整数、時間など、数値を返す MIB 変数だけです。もし、数値を返さない MIB 変数を指定した場合、継続ができ ないことを告げるエラーダイアログが表示されますので、その指示にしたがっ て終了してください。新しく表示しようとした値がグラフの表示範囲を越えた 場合、 snmpxperf は自動的に表示範囲を変更します。
agent エージェントを 133.138.1.1 のようにドット記法によるアドレスかホスト名で 指定してください。
object グラフに表示する MIB 変数を “_iso_org_dod_internet” を省略した 形式で指定してください。例えば、変数 “_iso_org_dod_internet_mgmt_mib_system_sysUpTime_0” の場合、省 略形 “_mgmt_mib_system_sysUpTime_0” を指定してください。 snmpxperf のウィンドウにはメニューバーがあり、それより動作状況の変更やオンライン マニュアルの表示などを指示することができます。以下にメニューバーの内容 を述べます。 ファイル(F)
制御...(C)
コントロールパネルがポップアップし、表示モード、ポーリングインターバル、 基準値、表示範囲の設定を変更することができます。 表示モードはグラフの表示形式を設定します。表示モードには “絶対値 ”、“差分値”、“平均値” の 3 種類があります。“絶 対値” モードでは、MIB 変数の値をそのまま表示します。“差分値 ” モードでは、一つ前の値との差分を表示します。“平均値” モー ドでは、一つ前の値との差分をポーリングインターバルで割った値を表示しま す。表示モードのデフォルトは “絶対値” です。 ポーリングインターバルは、エージェントに対して、どれくらいの頻度で変数 の値を問い合わせるかを秒数で設定します。ポーリングインターバルのデフォ ルトは 60 秒です。 基準値はグラフの Y 軸方向の表示の下限を設定します。 基準値のデフォルトは 0 です。ただし、実際のグラフの表示と一致するように、 コントロールパネルの基準値は、コントロールパネルがポップアップする際に、 自動的に変更されます。 表示範囲はグラフの Y 軸方向の表示幅を設定します。 表示範囲のデフォルトは 100 です。 基準値および表示範囲によって設定される領域にグラフが納まらない場合、 snmpxperf はグラフを表示するのに適当な基準値と表示範囲を選択します。また、グラフ の振幅が小さくなりコントロールパネルより設定される領域にグラフが納まる ようになると、その基準値および表示範囲を採用します。
終了(E)
snmpxperf を終了します。
ヘルプ(H)
バージョン...(V)
バージョン情報を表示します。
マニュアル...(M)
オンラインマニュアルを表示します。
オプション
snmpxperf は、標準の X ツールキットオプション、ならびに以下のオプションを使用する ことができます。 −interval seconds
−i seconds
整数 seconds (秒) をポーリングインターバルとします。これによって、 snmpxperf がエージェントに対して、どのくらいの頻度で変数の値を問い合わせるかを指 定できます。ポーリングインターバルのデフォルトは 60 秒です。
−community name
−c name
snmpxperf がエージェントにアクセスする際のコミュニティ名を name に設定します。コミュニティ名のデフォルトは “public” です。
−abs
−diff
−av
グラフの表示形式を設定します。表示モードには “絶対値”、“差 分値”、“平均値” の 3 種類があります。“絶対値” モー ドでは、MIB 変数の値をそのまま表示します。“差分値” モードでは、 一つ前の値との差分を表示します。“平均値” モードでは、一つ前の値 との差分をポーリングインターバルで割った値を表示します。 −abs が指定された場合、表示モードは “絶対値” に、 −diff が指定された場合、表示モードは “差分値” に、また、 −av が指定された場合、表示モードは “平均値” に設定されます。 表示モードのデフォルトは “絶対値” です。
−scale scalefactor
−s scalefactor
グラフの Y 軸の目盛りの間隔を整数 scalefactor に設定します。ただし、0 を指定した場合、目盛りは表示されなくなります。 ただし、ウィンドウの大きさなどによって目盛りの文字が重なる場合、 snmpxperf は適当な間隔を自動的に採用します。目盛りの間隔のデフォルトは 100 です。
−xmax xmaximum
−x xmaximum
グラフの X 軸方向の表示幅を xmaximum (秒) に設定します。X 軸方向の表示幅として設定する値は、ポーリングインター バルより大きな値である必要があります。 X 軸方向の表示幅のデフォルトは 600 秒です。
−ymax ymaximum
−y ymaximum
グラフの Y 軸方向の表示幅の初期値を ymaximum に設定します。Y 軸方向の表示幅のデフォルトは 100 です。このオプションに よって指定される値は、コントロールパネルの表示範囲の初期値になります。
−grid points
−g points
−multiple multiple
−m multiple
−Multiple Multiple
−M Multiple
これらのオプションは、グラフの X 軸に平行な罫線の間隔を設定します。罫線 は 3 種類あります。1 番目の罫線の間隔は −grid または −g によって指定された値 points に設定されます。1 番目の罫線の間隔のデフォルトは 10 です。 1 番目の罫線の間隔は、2 番目および 3 番目の罫線を表示するための基本間 隔になります。 −multiple または −m は、2 番目の罫線の間隔を基本間隔の multiple 倍に設定します。 3 番目の罫線も 2 番目の罫線と同様に、 −Multiple または −M によって基本間隔の Multiple 倍に設定されます。2 番目および 3 番目の罫線の、基本間隔に対する倍率のデ フォルトは、それぞれ 10、100 です。 2 番目と 3 番目の罫線は、その倍率に 0 を指定すると、それぞれ表示されな くなります。また、基本間隔に 0 を指定すると、すべての X 軸に平行な罫線 は表示されなくなります。 さらに、コントロールパネルから指定されるグラフの表示領域やウィンドウの 大きさなどによって罫線は自動的に適当な間隔に間引きされます。
−help
snmpxperf に固有のオプションを表示します。
リソース
snmpxperf は 標準の X ツールキットに含まれるリソース名とクラス名、ならびに以下の アプリケーションリソースを使用することができます。示されている値は、デ フォルト値です。
Snmpxperf.interval: 60
ポーリングインターバルを指定します。
Snmpxperf.maxInterval: 600
ポーリングインターバルの最大値を指定します。
Snmpxperf.community: public
コミュニティ名を指定します。
Snmpxperf.mode: absolute
グラフの表示形式を指定します。表示形式は、“absolute”、 “difference”、“averageq のいずれかを指定することができま す。
Snmpxperf.yscale: 100
グラフの Y 軸の目盛りの間隔を指定します。0 を指定すると表示されなくなり ます。
Snmpxperf.ymax: 100
グラフの Y 軸方向の表示幅の初期値を指定します。
Snmpxperf.ygrid: 10
グラフの X 軸に平行な 1 番目の罫線の間隔を指定します。
Snmpxperf.ymultiple: 10
グラフの X 軸に平行な 2 番目の罫線の間隔を 1 番目の罫線の間隔に対する比 率で指定します。
Snmpxperf.yMultiple: 100
グラフの X 軸に平行な 3 番目の罫線の間隔を 1 番目の罫線の間隔に対する比 率で指定します。
Snmpxperf.xscale: 0
グラフの X 軸の目盛りの間隔を指定します。0 を指定すると表示されなくなり ます。
Snmpxperf.xmax: 600
グラフの X 軸方向の表示幅を指定します。
Snmpxperf.xgrid: 0
グラフの Y 軸に平行な 1 番目の罫線の間隔を指定します。
Snmpxperf.xmultiple: 10
グラフの Y 軸に平行な 2 番目の罫線の間隔を 1 番目の罫線の間隔に対する比 率で指定します。
Snmpxperf.xMultiple: 100
グラフの Y 軸に平行な 2 番目の罫線の間隔を 1 番目の罫線の間隔に対する比 率で指定します。
例
エージェント 133.138.1.1 のインターフェース No.1 における 1 秒あたりの入力パケット数を監視する場 合 : % snmpxperf 133.138.1.1 _mgmt_mib_interfaces_ifTable_ifEntry_ifInUcastPkts_1 −av エージェント 133.138.1.1 への TCP コネクション数をコミュニティ名 “pub1” として 5 秒毎に監視する場合 : % snmpxperf 133.138.1.1 _mgmt_mib_tcp_tcpCurrEstab_0 −c pub1 −i 5
バグ
白黒ディスプレイでは表示の変化がよくわからないことがあります。カラーディ スプレイのご使用をお薦めします。
関連ファイル
/etc/snmp.variables
/usr/sony/doc/SNMP
/usr/lib/X11/app-defaults/Snmpxperf
/usr/lib/X11/ja_JP.SJIS/app-defaults/Snmpxperf
/usr/lib/X11/ja_JP.EUC/app-defaults/Snmpxperf
参照
J.D. Case, J.R. Davin, M.S. Fedor, M.L. Schoffstall, Simple Network Management Protocol, Request for Comments 1157, Network Information Center, SRI International, Menlo Park, California, May, 1990. M.T. Rose, K. McCloghrie, Structure of Management Information, Request for Comments 1155, Network Information Center, SRI International, Menlo Park, California, May, 1990. K. McCloghrie, M.T. Rose, Management Information Base, Request for Comments 1156, Network Information Center, SRI International, Menlo Park, California, May, 1990. M.T. Rose, Editor Management Information Base: MIB-II, Request for Comments 1158, Network Information Center, SRI International, Menlo Park, California, May, 1990.
NEWS-OSRelease 4.2.1R