PIXIE(1) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
pixie − プログラムにプロファイリングコードを追加する
形式
pixie in_prog_name [ options ]
解説
pixie は実行可能プログラムを読み取り、それを基本ブロックに区分し、各基本 ブロックの実行をカウントする追加コードを含む等価なプログラムを出力します (基本ブロックは、先頭でだけ入ることができ、終わりでだけ出ることのできる プログラムのリージョンです)。 pixie はまた、基本ブロックのそれぞれのアドレスを含むファイルを生成します。
pixie で生成されたプログラムを実行すると、そのプログラムは(正常に 終了するか、または exit(2) のコールによって終了した場合は)、基本ブロックのカウントを含むファイル を生成します。このファイルの名前は、 元のプログラムの名前から先行するディレクトリ名を削除し、 .Counts を付加したものです。 prof(1) および pixstats(1) は、これらのファイルを分析し、プロファイリングデータのリストを生成する ことができます。
−[no]quiet
バイナリからバイナリへの変換プロセスを要約するメッセージを [許可または] 抑制します。デフォルト: −noquiet
−[no]branchcounts
−branchcounts は、各分岐命令が取られるか否かを追跡する特別なカウンタを挿入します。 このオプションが使用された場合、 pixstats はより多くの統計を自動的に表示します。デフォルト: −nobranchcounts
−[no]idtrace
命令メモリリファレンスおよびデータメモリリファレンスのトレース を [不可能または] 可能にします。 −idtrace は、 −itrace と −dtrace の両方を一緒にすることと同じ効果をもたらします。デフォルト: −noidtrace
−[no]itrace
命令メモリリファレンスのトレースを [不可能または] 可能にします。 デフォルト: −noitrace
−[no]dtrace
データメモリリファレンスのトレースを [不可能または] 可能にします。 当座は、 −dtrace は −itrace を必要とします。デフォルト: −nodtrace
−idtrace_file number
トレース出力ファイルの UNIX ファイル記述子番号を指定します。 デフォルト: 19
−bbaddrs name
基本ブロックアドレスファイル用の名前を指定します。デフォルトは、 in_prog_name から先行するディレクトリ名をすべて削除し、 .Addrs を付加したものです。
−bbcounts name
基本ブロックカウントファイルの完全なファイル名を指定します。 デフォルト: objfile.Counts
−mips1
出力実行可能用に MIPS1 命令セット (R2000、R3000) を使用します。 これがデフォルトです。
−mips2
出力実行可能用に MIPS2 命令セット (MIPS1 のスーパーセット) を使用します。
関連事項
prof(1), pixstats(1)
RISC NEWS Compiler Languages Programmer’s Guide.
バグ
シグナルシステムコールに対するハンドラ関数アドレスは変換されず、 そのため、シグナルを受け取るプログラムは pixie 化されません。
vfork() を呼び出すプログラムは pixie 化されません。 これは、 pixie 操作に必要な親の状態を子プロセスが変更するためです。 代わりに fork() を使用してください。
pixie 化されたコードは、元のコードよりかなり大きくなります。 16 ビットの分岐変位フィールドに適合させるために 使用された条件付き分岐はもう適合せず、 pixie エラーが発生します。
NEWS-OSRelease 4.2.1R