FS(1) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
fs − X フォントサーバ
形式
fs [−config configuration_file] [−port tcp_port]
解説
fs は X ウィンドウシステムのフォントサーバです。 X ウィンドウシステムディスプレイサーバに フォントを提供します。
サーバの起動
通常、サーバはシステム管理者によって動作し、 /etc/rc.local などのブートファイル を経由して起動します。 ユーザは特殊なフォントセット用の 独自のフォントサーバを起動しようとします。
オプション
−config configuration_file
フォントサーバが使用するコンフィギュレーションファイル を指定します。
−ls listen-socket
リッスンソケットとして使用するように すでに設定されたファイル記述子を指定します。 このオプションは、フォントサーバが自動的に自分自身を複製して、 新たな接続を行える様にする場合に使用されます。
−port tcp_port
サーバが接続の際に使用する TCP ポート番号を 指定します。
シグナル
SIGTERM
フォントサーバを正常に終了させます。
SIGUSR1
サーバにコンフィギュレーションファイル を再読み出しさせるために使用されます。
SIGUSR2
サーバに、 保持しているキャッシュデータをフラッシュさせるために使用されます。
SIGHUP この信号によって、 サーバは全てのアクティブな接続を閉じ、 コンフィギュレーションファイルを再読み込みしながら、リセットします。
コンフィギュレーション
コンフィギュレーション言語は キーワードおよび値の組合せのリストです。 各キーワードの後ろには ’=’ が続き、 値が指定されます。
認識されるキーワードには、以下のものがあります。
catalogue (list of string)
フォントパスエレメント名のリスト。 キーワード "catalogue" の使用は現在のところ問題を含んでおります。 現在のインプリメンテーションでは、 全ての指定フォントを含み、 一つのカタログ ("all") をサポートするだけです。
alternate-servers (list of string)
このフォントサーバ以外に使用できるフォントサーバのリスト。
client-limit (cardinal)
このフォントサーバがサポートするクライアントの数。 個々のフォントサーバ上の負荷を調整するのに有効です。
clone-self (boolean)
接続されたクライアントが、client-limit の値に達するときに、 このフォントサーバが自身のクローンを生成するかどうか。
default-point-size (cardinal)
指定しないフォントに対するデフォルトの ポイントサイズ (デシポイントにて)。
default-resolutions (list of resolutions)
デフォルトでサーバがサポートする解像度。 この情報は描画前のヒントとして、 また解像度を指定しないスケーラブル フォントの代用として使用されます。
demand-load (boolean)
16 ビットエンコーディングのフォントをデマンドロードするかどうか。 この指定がない場合は、“on” になります。
error-file (string)
エラーファイルのファイル名。 全ての警告およびエラーはここに記録されます。
port (cardinal)
サーバが接続に関して使用する TCP ポート。
snf-format (bit-order, byte-order, glyph-padding, scan-line)
サーバが読み込む snf フォントのグリフのフォーマットを指定します。 指定がない場合は、MSB, MSB, 2, 1 になります。
use-syslog (boolean)
syslog(3) (サポートされたシステム) がエラーに 関して使用されるかどうか。
使用例
#
# サンプルフォントサーバコンフィギュレーションファイル
#
# このフォントサーバに接続できるクライアント数を 10 まで認める。
client-limit = 10
# フォントサーバがその限界に達したとき、
# 新しいフォントサーバを起動する。
clone-self = on
# 使用するクライアントに関する対話型フォントサーバ。
alternate-servers = hansen:7001,hansen:7002
# フォントを探す位置
# 最初は Speedo アウトラインのセット、二番目は
# misc ビットマップのセット、最後は 100dpi ビットマップのセット。
#
catalogue = /usr/lib/fonts/speedo,
/usr/lib/X11/ncd/fonts/misc,
/usr/lib/X11/ncd/fonts/100dpi/
# in 12 points, decipoints
default-point-size = 120
# 100 x 100 and 75 x 75
default-resolutions = 100,100,75,75
# デマンドロードをやめる。
demand-load = off
# snf フォントのビットオーダと、バイトオーダが LSB、
# グリフのパディングが 32 ビット、スキャンラインが 1 バイト。
snf-format = LSB, LSB, 4, 1
フォントサーバ名
以下のフォームの内一つが TCP 接続を認めるフォントサーバ を指定するのに使用されます。
tcp/hostname:port
tcp/hostname:port/cataloguelist
hostname はフォントサーバ が稼働中のマシンの名称 (または、10 進数アドレス) を指定します。 port は フォントサーバが 接続に関して従う 10 進の TCP ポートです。 cataloguelist は区切り符号としての ’+’ を伴う カタログ名リストを指定します。
例: tcp/expo.lcs.mit.edu:7000, tcp/18.30.0.212:7001/all.
以下のフォームの内一つが DECnet 接続を認めるフォントサーバを 指定するのに使用されます:
decnet/nodename::font$objname
decnet/nodename::font$objname/cataloguelist
nodename はフォントサーバが 稼働中のマシンの名称 (または、10 進数アドレス) を指定します。 objname は通常のケースに依存しない、 DECnet オブジェクト名です。 cataloguelist は区切り符号としての ´+’ を伴うカタログ名リストを指定します。
例: DECnet/SRVNOD::FONT$DEFAULT, decnet/44.70::font$special/symbols.
関連事項
X(7), Font server implementation overview
バグ
複数カタログがサポートされていません。
著作権
Copyright 1991, Network Computing Devices, Inc.
Copyright 1991, Massachusetts Institute of Technology
その他権利および許可事項については、X(7) を参照。
著者
Dave Lemke, Network Computing Devices, Inc.
Keith Packard, Massachusetts Institute of Technology
NEWS-OSRelease 4.2.1R