FAXSEND(1) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
faxsend − ファックス送信する
形式
faxsend −number fax-number ... [ −file data-filename ] [ −type data-type ] [ −cover cover-file ... ] [ −ctype cover-type ] [ −size paper-size ] [ −header header ] [ −htype header-type ] [ −inside ] [ −fine ] [ −or [ data | cover | all ]] [ −time date-time ] [ −mail ] [ −mailto mail-address ] [ −line line-id ] [ −host host-name ]
解説
faxsend は、送信先 G3 ファクシミリの電話番号を 指定してファックス送信するためのコマンドです。 送信データは、表紙データと本文データから構成されているものとします。 表紙データはなくても構いませんが、本文データは必ず必要です。 表紙はファックス送付票等に利用することができます。
faxsend コマンドが出されると、FAX ボードが搭載されているマシン上では、 送信リクエストとしてリクエストキューに保存されます。 リクエストキューに保存された時点で faxsend コマンドは終了し、 リクエスト ID を表示します。 実際の送信処理はリクエストキューの先頭にあるものから順に行われますので、 コマンド終了より後になります。
このコマンドには、以下のオプションがあります。
−nu[mber] fax-number ...
送信先 G3 ファクシミリの電話番号を指定します。
電話番号は "0" から "9" までの数字と "∗"、"#"、"−" で指定します。 (ただしダイヤル回線では "∗" と "#" が使用できません。)
"−" はポーズの意味です。 "−" 一つにつき 2 秒間の間隔を開けてダイヤルします。
電話番号を複数指定すると、同じデータを複数の相手に送信(同報送信) します。 同報送信の最大数は 999 です。
同報送信の場合、送信先ごとに表紙を変更することができます。
( −cover オプションをごらんください。)
−fil[e] file-name
送信の本文データのファイル名を指定します。
指定がない場合は標準入力からとなります。
−ty[pe] data-type
送信の本文データのデータタイプを指定します。
指定がない場合は TIFF データとして取り扱います。
SJIS / sjis
シフト JIS コードプレーンテキストデータ
JIS / jis
JIS コードプレーンテキストデータ
JEUC / jeuc
日本語 EUC プレーンテキストデータ
ISO8859 / iso8859
ASCII/ラテン補助文字データ
TIFF / tiff
TIFF (Tag Image File Format) の 2 値イメージデータ
−co[ver] cover-filename ...
送信の表紙データのファイル名を指定します。 表紙データはなくても構いません。
同報送信の場合、すべての送信先に同じ表紙を付けることも、 それぞれ異なった表紙を付けることもできます。
表紙データファイル名を一つだけ指定した場合には、すべての送信先に同じ 表紙が付きます。
送信先ごとに異なった表紙を付けたい場合は、送信先の数だけ表紙ファイル名を 指定する必要があります。 −number オプションで指定した送信先に対応する表紙データファイル名 を指定します。 この場合 −number オプションで指定した電話番号の数と表紙ファイル名の数が、 同じでなければいけません。
−ct[ype] cover-type
送信の表紙データのデータタイプを指定します。
複数の表紙データを指定した場合には、表紙データのタイプはすべて同じである必要が あります。
指定がない場合は TIFF データとして取り扱います。
SJIS / sjis
シフト JIS コードプレーンテキストデータ
JIS / jis
JIS コードプレーンテキストデータ
JEUC / jeuc
日本語 EUC プレーンテキストデータ
ISO8859 / iso8859
ASCII/ラテン補助文字データ
TIFF / tiff
TIFF (Tag Image File Format) の 2 値イメージデータ
−si[ze] paper-size
送信データ(本文または表紙)がプレーンテキストの場合に、用紙サイズを指定します。
本文データおよび表紙データがともにプレーンテキストの場合は、両方同じ用紙サイズと なります。
送信データがイメージデータの場合は無視されます。
(イメージデータ内部にイメージの大きさが入っています。)
A3P / a3p / A3 / a3
A3 縦
A3L / a3l
A3 横(回転して A3 縱としてキューイングされます。)
A4L / a4l / A4 / a4
A4 縦
A4L / a4l
A4 横(回転して A4 縱としてキューイングされます。)
B4P / b4p / B4 / b4
B4 縦
B4L / b4l
B4 横(回転して B4 縱としてキューイングされます。)
−he[ader] header
送信するときに、用紙の上の部分にメッセージを付けることができます。 それをここではヘッダと呼びます。
−header オプションではヘッダのメッセージデータを指定します。
ヘッダの中に以下の文字がある場合は、次のように送信時刻やページ番号に 置き換わります。
\P ページ番号(ページ番号/総ページ数)となります。
\Y 送信日の年(西暦で 4 桁)
\M 送信日の月( 2 桁)
\D 送信日の日( 2 桁)
\h 送信時刻の時( 2 桁)
\m 送信時刻の分( 2 桁)
例)
"発信元:ソニー株式会社(03-1111-2222) \Y/\M/\D \h:\m \P"
このように指定した場合は、実際の送信処理が行われるとき、各ページの頭に 次のようなヘッダが付きます。 送信時刻は各ページの送信処理開始時刻です。
"発信元:ソニー株式会社(03-1111-2222) 1993/01/01 12:00 1/2"
−ht[ype] header-type
ヘッダデータのタイプを指定します。
指定がない場合は SJIS データとして取り扱います。
( −header オプションが指定されているときのみ有効です。)
SJIS / sjis
シフト JIS コードプレーンテキストデータ
JIS / jis
JIS コードプレーンテキストデータ
JEUC / jeuc
日本語 EUC プレーンテキストデータ
ISO8859 / iso8859
ASCII/ラテン補助文字データ
−in[side]
ヘッダを送信データの内側に付けるように指定します。
指定がない場合は、送信データの外側になります。
このオプションを指定し内側に付ける場合、送信データの上の部分が ヘッダで見えなくなることがあります。
指定をせずに外側に付ける場合、送信データの下の部分が切れてしまうことが あります。
( −header オプションが指定されているときのみ有効です。)
−fin[e]
精細モードで送信します。
指定がない場合は普通モードで送信します。
−or [d[ata]|c[over]|a[ll]]
イメージの縮小(解像度変換のための縮小の場合も含む)の時に隣接するドットと 論理和をとります。
data と指定した場合は、本文データのみを論理和モードで縮小します。
cover と指定した場合は、表紙データのみを論理和モードで縮小します。
all と指定した場合または何も指定しない場合は、本文データおよび表紙データともに 論理和モードで縮小します。
細い線等が縮小によって消えてしまうような場合に使用すると効果的です。
−ti[me]date-time
時刻指定送信をする場合に送信時刻を指定します。
時刻は、以下の数値により指定します。
月: 01−12
日: 01−31
時: 00−23
分: 00−59
指定方法は以下の 3 通りです。
•西暦 4 桁、月 2 桁、日 2 桁、時 2 桁、分 2 桁の合計 12 桁で指定する方法
例えば 1993 年 1 月 1 日 12 時に送信したい場合は 以下のように指定します。
−time 199301011200
•月 2 桁、日 2 桁、時 2 桁、分 2 桁の合計 8 桁で指定する方法
例えば 1 月 1 日 12 時に送信したい場合は 以下のように指定します。
−time 01011200
•時 2 桁、分 2 桁の合計 4 桁で指定する方法
例えば 12 時に送信したい場合は 以下のように指定します。
−time 1200
FAX ボードの搭載されているマシンの設定により、指定できる時間間隔に制限が あります。 通常の設定の場合は、10 分間隔になります。 この場合は、分の下 1 桁を切り上げた時刻となります。
−ma[il]
送信が完了したときに、送信結果を示す電子メールが届くように設定します。
電子メールは、FAX ボードが搭載されているマシンに届けられます。
−mail 、 −mailto オプション のいずれか一方を指定することができます。
−mailto mail-address
送信が完了したときに、指定のメールアドレスに送信結果を示す電子メールが 届くように設定します。
−mail 、 −mailto オプション のいずれか一方を指定することができます。
−li[ne] line-id
複数の回線が接続されている場合に、回線 ID( 0 または 1)を指定します。
指定がない場合は、空いている回線が使われます。
−ho[st] host-name
FAX ボードが搭載されているマシンのホスト名を指定します。
指定がない場合は、ファックスホストマシン登録ファイルの先頭に書かれている ホスト名となります。
関連ファイル
/var/sony/etc/hosts.faxcファックスホストマシン登録ファイル
関連事項
診断
正常終了すると標準出力にリクエスト ID が出力されます。
正常終了の場合の終了ステータスは 0 です。
リクエストがキューイングされるまでにエラーが発見された場合は、 標準エラー出力にエラーメッセージが出力されます。
注意事項
ファックスデーモンによりキューイングされた送信データは、送信が終了すると削除 されます。 送信に失敗した場合(話し中や回線状態の不良などで規定回数リトライしても送信 できない場合)も、ファックスデーモンによりキューイングされた送信データは削除 されますので注意が必要です。
送信先 G3 ファクシミリの能力により、 faxsend コマンドで精細モード( −fine オプション)を 指定しても普通モードで送信される場合があります。
送信データの大きさが A4 縦以外の場合は、送信先 G3 ファクシミリの能力により、 縮小して送信される場合があります。
NEWS-OSRelease 4.2.1R