名称
send − メッセージを送信する
形式
send [−alias aliasfile] [−draft] [−draftfolder +folder] [−draftmessage msg] [−nodraftfolder] [−filter filterfile] [−nofilter] [−format] [−noformat] [−forward] [−noforward] [−msgid] [−nomsgid] [−push] [−nopush] [−verbose] [−noverbose] [−watch] [−nowatch] [−width columns] [−cnv] [−nocnv] [file ...] [−help]
解説
send は、指定された各ファイルを それぞれのメッセージ フィールド “To:”、“cc:”、“Bcc:”、“Fcc” に ある宛先へ(post(8)を経由して)配送します。 send が dist コマンドによって起動され、 メッセージを再配布している場合には、 “Resent−xxx” フィールド(“Resent−To” など)が 代わりに調べられます。
‘−cnv’ が指定された場合、 send は メッセージの 8bit コードを MAIL コードに変換した後に発信します。 ‘−nocnv’ が指定された場合は変換を行ないません。
‘−push’ が指定された場合、send は ユーザのターミナルから send 自身を離し、 その動作をバックグラウンドで実行します。 ‘−push’ の指定があって、ドラフトが送れない場合には、 ‘−forward’ スイッチはドラフトの送信が失敗した旨をユーザに送ります。 これは、MH によって出力がトラップされ解析されるため、 send をバックグラウンドに回すのとは異なります。
‘−verbose’ スイッチが指定された場合、 send は実際に配送する前に、 転送システムとの間で起こる相互動作を表示します。 ‘−watch’ スイッチが指定された場合には、 send コマンドはローカルおよびネットワークメールの配送をモニタします。 したがって、両方のスイッチを指定することにより、 転送システムに入ってくるメッセージエントリの各ステップについて、 広範で詳細な情報を集められます。
‘−draftfolder +folder’ と ’−draftmessage msg’ スイッチは、 MH のドラフトフォルダ機能を起動します。 この機能は高度な(そして非常に便利な)ものです。 より詳しくは、MH マニュアルの Advanced Features 部分を 参照してください。
file 引数がない場合、send は 代わりにドラフトを使用するか問い合わせますが、‘−draft’ は この質問を抑制し、ドラフトを使用します。 いったん転送システムがメッセージを受理するのに成功すると、 ファイルは ‘#’ で始まる名前にリネームされます。 これにより、次にメッセージが send されるまでは、 それを復旧することができます。 メッセージのフォーマットにエラーがあった場合、 send は(可能ならば)手掛かりとなるエラーメッセージを出して中止します。
“Bcc:” フィールドに出会うと、 そのアドレスは配達に使用され、 “Bcc:” フィールドは、 受信者から見えるメッセージから削除されて送られます。 ブラインド受信者は、最低限のヘッダの新たなメッセージを受け取ります。 メッセージの本文に含まれているものが受信者から 見えるメッセージにコピーされます。 ‘−filter filterfile’ が指定された場合には、 このコピーがブラインド受信者に送られる前に、 フィルタ(再フォーマット)されます。
メッセージを送る前に、 フィールド “From: user@local” および “Date: now” が メッセージのヘッダに付加されます。 もし環境変数 $SIGNATURE がセットされると、 その値はメッセージの “From:” 行を作成するとき、 ユーザの個人名として使われます。 もしこの環境変数がセットされなかった場合には、 send はこの情報についてプロファイル エントリ “Signature” を調べます。 MH が UCI オプション付きでコンフィギュレーションされたホストでは、 環境変数 $SIGNATURE はセットされず、 プロファイルエントリ “Signature” も指定されていなければ、 ファイル $HOME/.signature が調べられます。 オプション ‘−msgid’ が指定された場合には、 フィールド “Message−ID:” がメッセージに加えられます。
send メッセージを再配布している場合には (dist に起動されたとき)、 “Resent−” フィールドが “From:”、 “Date:” および “Message−ID” フィールド にプリペンドされます。 メッセージがすでに “From:” フィールドを持っている場合には、 “Sender: user@local” フィールドも付加されます (すでに “Sender” フィールドが存在する場合には、 エラーが発生します)。
‘−format’ スイッチを使用すると、“To:” およ び “cc:” フィールド内の各エントリは、“standard” フォーマット エントリに置き換えられます。 この標準フォーマットは、Internet 周辺のさまざまな システムですべてのメッセージハンドラに 使用されるように設計されています。 ‘−noformat’ が与えられた場合には、 ヘッダがメッセージのドラフト中に現れるように、 正確に出力されます。
“Fcc:folder” に出会った場合には、 指定されたフォルダにメッセージがコピーされます。 このとき、メッセージの送信者のフォーマットは、Bcc 以外の 受信者に見えるようになります。 つまり、付加されたフィールドを持ち、 フィールド再フォーマットが行われます。 “Fcc:” フィールドは、 送出するメッセージのコピーすべてから削除されます。
‘−width columns’ スイッチを使用して、 ユーザはアドレスのあるヘッダ行の長さを send に指示することができます。
プロファイルエントリ “Aliasfile:”、および ‘−alias aliasfile’ スイッチ で指定された別名ファイルは全て読み込まれます (複数指定する場合はそれぞれの前に ‘−alias’ を付けます)。 ‘−alias aliasfile’ スイッチを用いることにより、 詳しくは、mh−alias(5) を参照してください。
関連ファイル
^$HOME/.mh_profile~^ユーザのプロファイル
プロファイルコンポーネント
^Path:~^ユーザの MH ディレクトリ ^Draft−Folder:~^デフォルトのフォルダ ^Aliasfile:~^デフォルトの別名ファイル ^Signature:~^ユーザのメールに付加する署名 ^mailproc:~^ポストの失敗を表示するプログラム ^postproc:~^メッセージをポストするプログラム
関連事項
comp(1), dist(1), forw(1), repl(1), mh−alias(5), post(8), sendmail(8)
デフォルト値
‘file’~^<mh−dir>/draft ‘−alias~^/usr/new/lib/mh/MailAliases’ ‘−nodraftfolder’ ‘−nofilter’ ‘−format’ ‘−forward’ ‘−nomsgid’ ‘−nopush’ ‘−noverbose’ ‘−nowatch’ ‘−width 72’ ‘−cnv’
コンテクスト
なし
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