ISDN.CONF(5) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
isdn.conf − ISDN/X.25 インターフェース設定ファイル
解説
isdn.conf は、ISDN/X.25 インターフェースのソフトウェアの設定を指定します。 このファイルは、 isdnload(8) によりインターフェースを初期化する際に用いられます。 isdn.conf を修正した後は、 isdnload(8) を再実行してください。
ISDN と X.25 の切り替えなどの電気的設定は インターフェースボード上のジャンパスイッチで切り替えます。
isdn.conf では、一行に一つずつパラメータ識別子と設定値を、 空白またはタブで区切って指定します。 “#” 以降はコメントと見なされます。
設定可能なパラメータは、次のとおりです。
d_protcolISDN D チャネル上の呼制御プロトコル。 isdn.conf の最初で指定してください。 現在サポートしているプロトコルは、次のとおりです。
q.931CCITT 1988 勧告
ntt日本 NTT INSnet64、KDD 国際 ISDN
デフォルトは、ntt です。
addressISDN のアドレスまたは X.25 DTE アドレス。 ISDN では、同一バス上の端末を区別する場合に 複数加入者番号(MSN : Multiple Subscriber Number)サービス (日本ではダイヤルインサービスと呼びます) もしくは後述のサブアドレスを用います。 MSN を用いる場合、設定された番号と一致する番号を持っている場合のみ 着信を受け付けます。 MSN は、通常、契約者番号の最後の数桁が用いられます。 MSN を使用しない場合は、このパラメータは設定しなくてもかまいません。
sub_addrISDN サブアドレス。 サブアドレスが一致する場合のみ着信を受け付けます。 接続する ISDN がサブアドレスをサポートしていない場合は、 このパラメータは設定しないでください。 サブアドレスは 19 文字までの文字列により構成されます。 数字以外の文字列を使用すると、網間接続する場合に、 接続できない可能性があります。 通信規格の標準化にともない、 将来、数字のみを受け付けるようになるかもしれません。
subaddr_format
ISDN サブアドレスのコーデイング方法を ia5 (International Alphabet No.5、ほぼ ascii(7) と同様) または bcd (Preferred Binary Encoding、‘IA5 の値 − 32’ を BCD 2 文字で表す) のいずれかから選びます。 CCITT X.213 勧告では Preferred Binary Encoding を用いるよう記述していますが、 現在多くの ISDN 機器では IA5 を 用いているため、デフォルトは ia5 とします。 (NEWS-OS 3.3a/3.9R 対応ソフトウェアは bcd のみを受け付けます)
max_lcnPSPSN または ISDN パケット交換(B チャネル)における X.25 最大ロジカルチャネル番号。 1 から max_lcn までのすべてのチャネルは発着両用として用いられ、 PVC(Permanent Virtual Circuit) はサポートされていません。 PSPSN や ISDN パケット交換(B チャネル)を使用しない場合は 0 を指定します (デフォルト)。
max_pkt_size
PSPSN または ISDN パケット交換(B チャネル)における X.25 最大パケットサイズ。 2 のべき乗の数値を指定します。 デフォルトは 256 です。
window_size
PSPSN または ISDN パケット交換(B チャネル)における X.25 パケットレイヤのウィンドウサイズ。 デフォルトは 7 です。
d_max_lcn
ISDN パケット交換(D チャネル)における X.25 最大ロジカルチャネル番号。 1 から d_max_lcn までのすべてのチャネルは発着両用として用いられ、 PVC(Permanent Virtual Circuit) はサポートされていません。 ISDN パケット交換(D チャネル)を使用しない場合は 0 を指定します (デフォルト)。
d_max_pkt_size
ISDN パケット交換(D チャネル)における X.25 最大パケットサイズ。 128 または 256 のいずれかを指定します。 デフォルトは 256 です。
d_window_size
ISDN パケット交換(D チャネル)における X.25 パケットレイヤのウィンドウサイズ。 デフォルトは 7 です。
packet_channel
ISDN B チャネルパケットおよび D チャネルパケットの両方を 利用する場合、どちらのチャネルを優先的に使用するかを 指定します。 B チャネルを優先する場合は prefer_b(デフォルト)、 D チャネルを優先する場合は prefer_d と指定します。
x25_plpX.25 パケットレイヤプロトコルを使用する(on)か 否か(off)を指定します。 dl(4) による専用線接続の場合のみ off とします。
lapb_addr専用線接続の場合に、 データリンク(LAPB)のアドレスを 一方は dte 他方は dce と指定します。 デフォルトは dte です。
automodeIP パケットによる自動発呼を行う場合、on と指定します。 isdnd(8) による自動切断と同時に使用してください。 デフォルトは off です。
broadcastIP ブロードキャストパケットの送信を許可する場合、on と指定します。 このオプションを使用すると、 isdnd(8) による自動切断を妨げる可能性がありますので、 ご使用には注意してください。 なお、ブロードキャストパケットによる自動発呼は行いません。 デフォルトは off です。
compressRFC 1144 に基づく TCP/IP ヘッダの圧縮を行う場合、on と指定します。 デフォルトは off です。
例
最初の例は、NTT の INS ネット 64 での例です。 日本のダイレクトダイヤルインサービスでは、address として 「市内局番 − 加入者番号」が用いられます。 この例では、NEWS-OS 3.3a/3.9R 対応のソフトウェアとの互換性のため、 サブアドレスのコーディング方法を bcd としています。
d_protocolntt
address5123-4567
sub_addr4711
subaddr_formatbcd
automodeon
最後の例は、NTT の DDX−P での例です。 DTE address には、DNIC(Data Network Identification Code、 DDX−P では 4401)は記述しません。
address2345671
max_lcn4
window_size3
automodeon
関連事項
注意事項
自動発呼モード automode は、呼の衝突や、網の輻輳などにより失敗することがあります。 アプリケーションがこれを考慮する必要があります。
間違った設定では、動作しないことがあります。
NEWS-OSRelease 4.1C