XmPanedWindow(3XM) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
XmPanedWindow — PanedWindow widget クラス
形式
#include <Xm/PanedW.h>
解説
PanedWindow は縦形のタイルフォーマット中で子の配置を定めるコンポジット widget です。 子は、挿入される初めの子を PanedWindow の一番上に表示し、挿入される最後の子を一番下に表示する top-to-bottom の様式で表されます。 PanedWindow は最も横幅の広い子の横幅に応じて広がり、他の子もこの幅に合わせられます。 PanedWindow の縦幅は、すべての子の縦幅と子と子の間のスペースの長さと上下のマージンの大きさの和になります。
エンドユーザはペインの大きさを調整することができます。 調整を容易にするために、ほとんどの子に対してペインを制御するサッシが作られます。 サッシは制御しようとするペインの下側に正方形の箱として表示されます。 ユーザはマウスを使ってペインの大きさを調整できます。
PanedWindow は子ごとにコンストレイント (制約) の集合を作り管理するコンストレイント widget でもあります。 ペインごとの最大または最小の大きさを指定することが可能です。 PanedWindow はペインを最小の大きさより小さくしたり、最大の大きさより大きくしたりすることを禁止します。 また、あるペインの最小の大きさが、そのペインの最大の大きさと等しい時には、そのペインや最下位のペインには制御用サッシは表示されません。
クラス
PanedWindow は Core、Composite、Constraint、XmManager のクラスより動作とリソースを継承します。
クラスポインタは xmPanedWindowWidgetClass です。
クラスの名称は XmPanedWindow です。
新しいリソース
次の表は、データを指定するのに用いる widget リソースの一覧です。 継承されたクラスのリソースの値もまた widget の属性として設定することができます。 .Xdefaults ファイルの中で名前やクラスでリソースを参照する場合は、語頭の XmN または XmC を取り除いた名称を用いてください。 .Xdefaults ファイルの中でリソースに定義された値を設定するには、語頭の Xm を取り除いた名称を用いてください。 (大文字と小文字は区別されませんが、語間のアンダースコアは必要です。 ) 「アクセス」欄の文字は、与えられたリソースを、widget 生成時に設定できるか (C)、XtSetValues で設定できるか (S)、XtGetValues で取り出すことができるか (G)、あるいは利用できないか (N/A) を示します。
| XmPanedWindow リソース一覧 | ||||
| 名称 | クラス | 型 | デフォルト | アクセス |
| XmNmarginHeight | XmCMarginHeight | short | 3 | CSG |
| XmNmarginWidth | XmCMarginWidth | short | 3 | CSG |
| XmNrefigureMode | XmCBoolean | Boolean | True | CSG |
| XmNsashHeight | XmCSashHeight | Dimension | 10 | CSG |
| XmNsashIndent | XmCSashIndent | Position | -10 | CSG |
| XmNsashShadowThickness | XmCSashShadowThickness | int | 2 | CSG |
| XmNsashWidth | XmCSashWidth | Dimension | 10 | CSG |
| XmPanedWindow リソース一覧 | ||||
| 名称 | クラス | 型 | デフォルト | アクセス |
| XmNseparatorOn | XmCSeparatorOn | Boolean | True | CSG |
| XmNspacing | XmCSpacing | int | 8 | CSG |
XmNmarginHeight
PanedWindow およびその子の上端と下端の間の距離を指定します。
XmNmarginWidth
PanedWindow およびその子の右端と左端の間の距離を指定します。
XmNrefigureMode
PanedWindow に関してプログラム的に変更があった時に、ペインの位置を計算し直してペインの配置を変更するかを決定します。 このリソースを True に設定すると子は適切な位置に配置し直されます。
XmNsashHeight
サッシの縦幅を指定します。
XmNsashIndent
それぞれのペインのサッシの水平方向の位置を指定します。 正の値はサッシを PanedWindow の左端からのオフセットであることを意味し、負の値はサッシを PanedWindow の右端からのオフセットであることを意味します。 オフセットがペインドウィンドウの幅からサッシの幅を引いたものより大きいならば、サッシは PanedWindow の左側の同じ高さの所に位置します。
XmNsashShadowThickness
サッシの影の太さを指定します。
XmNsashWidth
サッシの幅を指定します。
XmNseparatorOn
それぞれのペインの間にセパレータが作られるかどうかを定めます。 このリソースを True に設定するとペインとペインの中間地点に Separator を作ります。
XmNspacing
子のペイン間の距離を指定します。
| XmPanedWindow Constraint リソース一覧 | ||||
| 名称 | クラス | 型 | デフォルト | アクセス |
| XmNallowResize | XmCBoolean | Boolean | False | CSG |
| XmNmaximum | XmCRInt | int | 1000 | CSG |
| XmNminimum | XmCMin | int | 1 | CSG |
| XmNskipAdjust | XmCBoolean | Boolean | False | CSG |
XmNallowResize
アプリケーションに、PanedWidow がペインの大きさを設定し直すかどうかを指定できるようにします。 このフラグは PanedWindow とその子が実現された後にのみ有効です。 このフラグが True なら、PanedWindow はペインの縦幅を変える要求に応えます。 False なら、大きさを設定し直すというペインの要求をいつも拒否します。
XmNmaximum
アプリケーションがペインの大きさが設定し直される時の最大の大きさを指定できるようにします。 この値は指定された最小値よりも大きくなければなりません。
XmNminimum
アプリケーションがペインの大きさが設定し直される時の最小の大きさを指定できるようにします。 この値は 0 よりも大きくなければなりません。
XmNskipAdjust
True に設定されているときこのブール代数リソースは、 アプリケーションが、 PanedWindow が自動的にペインの大きさを設定し直さないよう指定できるようにします。
継承されるリソース
PanedWindow は以下のスーパークラスより動作やリソースを継承します。 これらのリソースの完全な解説は、そのスーパークラスのマニュアルページを参照してください。
| XmManager リソース一覧 | ||||
| 名称 | クラス | 型 | デフォルト | アクセス |
| XmNbottomShadowColor | XmCForeground | Pixel | dynamic | CSG |
| XmNbottomShadowPixmap | XmCBottomShadowPixmap | Pixmap | XmUNSPECIFIED_PIXMAP | CSG |
| XmNforeground | XmCForeground | Pixel | dynamic | CSG |
| XmNhelpCallback | XmCCallback | XtCallbackList | NULL | C |
| XmNhighlightColor | XmCForeground | Pixel | Black | CSG |
| XmNhighlightPixmap | XmCHighlightPixmap | Pixmap | dynamic | CSG |
| XmNshadowThickness | XmCShadowThickness | short | 0 | N/A |
| XmNtopShadowColor | XmCBackground | Pixel | dynamic | CSG |
| XmNtopShadowPixmap | XmCTopShadowPixmap | Pixmap | XmUNSPECIFIED_PIXMAP | CSG |
| XmNunitType | XmCUnitType | unsigned char | XmPIXELS | CSG |
| XmNuserData | XmCUserData | caddr_t | NULL | CSG |
| Core リソース一覧 | ||||
| 名称 | クラス | 型 | デフォルト | アクセス |
| XmNaccelerators | XmCAccelerators | XtTranslations | NULL | CSG |
| XmNancestorSensitive | XmCSensitive | Boolean | True | G |
| XmNbackground | XmCBackground | Pixel | dynamic | CSG |
| XmNbackgroundPixmap | XmCPixmap | Pixmap | XmUNSPECIFIED_PIXMAP | CSG |
| XmNborderColor | XmCBorderColor | Pixel | Black | CSG |
| XmNborderPixmap | XmCPixmap | Pixmap | XmUNSPECIFIED_PIXMAP | CSG |
| XmNborderWidth | XmCBorderWidth | Dimension | 0 | CSG |
| XmNcolormap | XmCColormap | Colormap | XtCopyFromParent | CG |
| XmNdepth | XmCDepth | int | XtCopyFromParent | CG |
| XmNdestroyCallback | XmCCallback | XtCallbackList | NULL | C |
| XmNheight | XmCHeight | Dimension | 0 | CSG |
| XmNmappedWhenManaged | XmCMappedWhenManaged | Boolean | True | CSG |
| XmNscreen | XmCScreen | Pointer | XtCopyScreen | CG |
| Core リソース一覧 | ||||
| 名称 | クラス | 型 | デフォルト | アクセス |
| XmNsensitive | XmCSensitive | Boolean | True | CSG |
| XmNtranslations | XmCTranslations | XtTranslations | NULL | CSG |
| XmNwidth | XmCWidth | Dimension | 0 | CSG |
| XmNx | XmCPosition | Position | 0 | CSG |
| XmNy | XmCPosition | Position | 0 | CSG |
動作
Shift<Btn1Down>:
( サッシ中 ) : ペインのボーダのインタラクティブな配置をアクティブにします。 上位のペイン (通常サッシが付けられるペインのことです) が調整されることを示すために、マウスポインタカーソルを十字線から上を指す矢印に変えます。 調整されるサッシの下のすべてのペインも調整されます。
<Btn1Down>:
( サッシ中 ) : ペインのボーダのインタラクティブな配置をアクティブにします。 調整されるペインがサッシが付けられるペインであり、 そのすぐ下のペインも調整されることを示すために、 マウスポインタカーソルを十字線から 2 重矢印に変えます。 Shift Btn1Down や CTRL Btn1Down を使用するペインの調整と異なり、2 つのペインだけが影響を受けます。 ペインの内の 1 つが最大または最小の大きさになると、次に調整可能なペインを捜さずに調整を止めます。
CTL<BtnDown>:
( サッシ中 ) : ペインのボーダのインタラクティブな配置をアクティブにします。 下位のペイン (通常サッシが付けられるペインの下のペインのことです) が調整されること を示すためにマウスポインタカーソルを十字線から下を指す矢印に変えます。 調整されるサッシの上のすべてのペインも調整されます。
Shift Button1<PtrMoved>:
サッシの中でボタンが押されると、Commit 動作が起動されていればペインの高さを表す一連のトラックラインを引きます。 この動作によって上位のペインの下のどのペインを調整するかが決められ、適切な調整が行われます。
Button1<PtrMoved>:
サッシの中でボタンが押されると、Commit 動作が起動されていればペインの高さを表す一連のトラックラインを引きます。 この動作は、Btn1Down 動作起動時に選ばれた上位や下位のペインを、要求に沿い可能な限り調整します。
CTRL Button1<PtrMoved>:
サッシの中でボタンが押されると、Commit 動作が起動されていればペインの高さを表す一連のトラックラインを引きます。 この動作によって下位のペインの上のどのペインを調整するかが決められ、適切な調整が行われます。
Any<BtnUp>:
インタラクティブな配置がアクティブになったために行われるあらゆる動作を行います。 サッシとペインのボーダは指定された位置に移動します。
デフォルトのトランスレーション
以下は PanedWindow のデフォルトのトランスレーションです。
Shift<Btn1Down>: SashAction( Start, UpperPane )
<Btn1Down>:SashAction( Start, ThisBoarderOnly )
CTRL<BtnDown>: SashAction( Start, LowerPane )
Shift<Btn1Motion>: SashAction( Move, Upper )
<Btn1Motion>:SashAction( Move, ThisBorder )
CTRL<Btn1Motion>: SashAction( Move, Lower )
Any<BtnUp>:SashAction( Commit )
<EnterWindow>: enter()
<LeaveWindow>: leave()
キーボードトラバース
キーボードトラバースに関しては XmManager(3XM) のマニュアルページと動作とデフォルトのトランスレーションの項を参照してください。
関連事項
Composite(3XM), Constraint(3XM), Core(3XM), XmCreatePanedWindow(3XM), XmManager(3XM)
NEWS-OSRelease 4.1C