SNMPXBAR(1) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
snmpxbar - MIB 変数の値をリアルタイムに棒グラフ表示する SNMP アプリケーション
形式
snmpxbar agent object [options]
解説
Snmpxbar は、 MIB 変数の値をグラフィカルに表示するツールです。 グラフは、棒グラフの形式で表示されます。 コマンドラインで agent と MIB 変数 object を必ず指定して下さい。 Snmpxbar が表示することができるのは、カウンター・ゲージ・整数・時間など、 数値を返してくる MIB 変数だけです。 もし、数値を返さない MIB 変数を指定すると、 標準エラー出力にエラーメッセージを表示し、なにもプロットしません。 新しく表示しようとした値が、現在表示されている最大値を越えた場合、 snmpxbar は、自動的に表示スケールを更新します。 Snmpxbar は、X-Windows version 11 上で動作します。
agent:
モニターしたいエージェントを、192.33.4.44 のようにドット記法による アドレスかホスト名で指定して下さい。
object:
グラフにプロットしたい MIB 変数名です。 表示される画面には、以下に示すような、 snmpxbar をコントロールするボタンがあります。 QUIT:
snmpxbar を終了します。
Interval xxxxs:
現在のポーリングインターバル(秒)が表示されます。 このボタンは、表示されるだけです。
+1:
このボタンをマウスの任意のボタンでクリックすると、 ポーリングインターバルが 1 秒増やされます。 ポーリングインターバルの最大値は、9999 秒です。 "Interval" ボタンボックスには、新しいポーリングインターバルが表示されます。
-1:
このボタンをマウスの任意のボタンでクリックすると、 ポーリングインターバルが 1 秒減らされます。 ポーリングインターバルの最小値は、1 秒です。 "Interval" ボタンボックスには、新しいポーリングインターバルが表示されます。
SNMP オプション
これらのオプションは、ユーザーの使い良いように、 SNMP の環境を設定します。 グラフの表示をコントロールする為のオプションも追記しておきます。 -t threshhold
MIB 変数をモニターする際のしきい値を、 整数 threshhold に設定します。 MIB 変数の値がしきい値以上になると、 カラーで表示可能なモニターを使用している場合、 しきい値から、現在の値までが赤で表示されます。 デフォルトのしきい値は、無限大です。 -l ’label string’
-xlabel ’label string’
-xl ’label string’
棒グラフの横に表示されるラベルを、’label string’ にします。 複数の単語を使用したい場合は、クオーテーションで囲んで下さい。 デフォルトのラベルは、MIB 変数名です。
-i pollint
-interval pollint
整数 pollint(秒)を、ポーリングインターバルとします。 これによって、 snmpxbar がエージェントに対して、どのくらいの頻度で変数の値を問い合わせるか 指定できます。 デフォルトのポーリングインターバルは、60 秒です。
-c community_name
-community community_name
Snmpxbar がエージェントにアクセスするときの コミュニティ名を community_name とします。 デフォルトのコミュニティ名は、"public" です。
-bell {on, off}
しきい値を越えたときにベルを鳴らすかどうか指定します。
X-WINDOW オプション
以下は、X-window のオプションです。 これらのオプションは、X-window で習慣的に使われている形式になるべく近く 作ってあります。 いくつかの設定に必要な項目を、.Xdefaults に指定することにより 入力する項目を少なくできます。/usr/sony/doc/SNMP/Xdefaults.sample をご参照ください。 -display host:display
snmpxbar をリモート X サーバーで走らせる為に使用します。 ディスプレイは、例えば rebel:0.0 のように、標準的な X の形式で指定して下さい。
-font fontname
-fn fontname
使用するフォントを指定します。 snmpxbar は、使用するフォントに合わせて自動的に自分自身のサイズを調整します。
-geometry {width}x{height}[+x+y]
X で標準的な形式で、ウィンドウのジオメトリを指定します。 snmpxbar は、指定されたジオメトリの妥当性をチェックします。 もし、不正な値が指定された場合、 snmpxbar は、フォントの大きさから妥当と思われる値を計算します。 例えば、100 桁、66 行の大きさのウィンドウを左上隅から (55, 75) の 位置に表示したい場合は、-geometry 100x66+50+75 と指定して下さい。
-borderwidth bwidthnum
-bw bwidthnum
ウィンドウを取り囲むボーダーの幅を、整数 bwidthnum ピクセルにします。 ウィンドウマネージャーを使用していると、あまり関係ありません。
-name iconname
-title iconname
snmpxbar ウィンドウがアイコン化された時のラベルを、iconname にします。
-reverse
-rv
フォアグラウンドカラーとバックグラウンドカラーを反転させます。
-color {on,off}
カラー表示にしたいときは、-color on、白黒のときは、-color off を 指定します。
-background bgcolor
-bg bgcolor
バックグラウンドカラーを指定します。
-foreground fgcolor
-fg fgcolor
フォアグラウンドカラーを指定します。
-border bordercolor
-bd bordercolor
ボーダーカラーを指定します。
-alarm [graphcolor]
-ac [graphcolor]
しきい値を越えたときのグラフの表示色を指定します。
X リソースの使い方
Snmpxbar コマンドラインオプションと、$HOME/.Xdefaults ファイルから、 ローカルリソースデータベースを作成します。 コマンドラインオプションは、.Xdefaults 内に記述されている パラメーターに常に優先します。 以下に、 snmpxbar で使用できるパラメーターを、.Xdefaults に記述する形式で示します。 示されている値は、デフォルト値です。
snmpxbar.display:0.0
snmpxbar.font:6x10
snmpxbar.geometry:NULL (as big as font dictates)
snmpxbar.borderwidth:2
snmpxbar.name:snmpxbar
snmpxbar.reverseVideo:off
snmpxbar.color:on
snmpxbar.background:NavyBlue
snmpxbar.foreground:white
snmpxbar.bordercolor:red
snmpxbar.alarmcolor:red
snmpxbar.xlabel:NULL
snmpxbar.interval:60
snmpxbar.community:"public"
snmpxbar.threshhold:0
snmpxbar.bell:on
例
エージェント 192.33.4.20 のインターフェース 1 における、 1 秒あたりのパケット数をモニターする場合: snmpxbar 192.33.4.20 _mgmt_mib_interfaces_ifTable_ifEntry_ifInUcastPkts_1 -rate エージェント 128.145.44.44 への、TCP コネクションの数をカラーで、 コミュニティ名 "pub1" として 5 秒毎にモニターする場合: snmpxbar 128.145.44.44 _mgmt_mib_tcp_tcpCurrEstab_0 -color on -c pub1 -i 5
バグ
白黒のモニターでは、表示の変化がよくわからないことがありますので、 カラーモニターでのご使用をお勧めします。
関連ファイル
/etc/snmp.variablesMIB データベース
/usr/sony/doc/SNMPSNMP 関連ドキュメントのあるディレクトリ
参照
J.D. Case, J.R. Davin, M.S. Fedor, M.L. Schoffstall, Simple Network Management Protocol, Request for Comments 1157, Network Information Center, SRI International, Menlo Park, California, May, 1990. M.T. Rose, K. McCloghrie, Structure of Management Information, Request for Comments 1155, Network Information Center, SRI International, Menlo Park, California, May, 1990. K. McCloghrie, M.T. Rose, Management Information Base, Request for Comments 1156, Network Information Center, SRI International, Menlo Park, California, May, 1990. M.T. Rose, Editor Management Information Base: MIB-II, Request for Comments 1158, Network Information Center, SRI International, Menlo Park, California, May, 1990.
NEWS-OSRelease 4.1C