DITROFF(S) — UNIX Programmer’s Manual
名称
ditroff − 機種に独立なテキストフォーマットと植字機能
形式
ditroff [ option ] ... [ file ] ...
解説
ditroff は、写真植字機での印刷のために指定した file のテキストをフォーマットします。これは、旧 otroff (nroff(1) を参照)とは異なり、“特定の機種にとらわれない” 新バージョンです。 この能力は、NROFF/TROFF User’s Manual plus the Addendum に 解説してあります。
もし file の指定がなければ、標準入力ファイルが読み込まれます。 マイナス記号 (−) が引数として使われた場合、 標準入力に対応するファイル名と解釈されます。
このバージョンでは、日本語の漢字文字を使用できます。 option は file の前であれば、順不同で指定できます。
−olist コンマで区切られた数字あるいは範囲の list に 示されるページ番号のページのみをプリントします。 N−M の範囲指定は N ページから M ページ、 −N は最初のぺージから N ページまで、 N− は N ページから最終ぺージまでを意味します (バグの項を参照) 。
−nN 最初に出力されるぺージ N に番号をつけます。
−sN 植字機に N ページごとに出力を中断するように促します。
−mname 入力ファイル (file) にマクロファイル名 /usr/lib/tmac/tmac. を前置きします。
−raN レジスタ a (一文字の名前)を N にセットします。
−i 入力ファイルがなくなったときに標準入力ファイルを読み込みます。
−q .rd 要求の同時入出力モードを呼び出します。
−z .tm 要求によって生成されたメッセージのみを印刷します。
−a 印刷可能な ASCII 近似値の結果を標準出力に送ります。
−Tdest 植字機 dest への出力を準備します。現在サポートされている機種は、 Canon LBP−8/AJ−2 (lbp8) と SONY NWP−533/NWP−537 (Video I/Fレーザービームプリンタ(nwp533))です (デフォルトは nwp533)。 これら以外のデバイス名を指定すると、ditroff は終了してしまいます。
実際の印刷イメージを得るためには、ditroff からの出力を (ditroff の) 中間ファイルを解釈できる出力フィルタに通さねばなりません。 ditroff [options] [files ...] | lpr −n −Pprinter_name
詳しくは printcap(5) を参照してください。
CRT の画面上でレイアウトを確認したいときは、 X ウィンドウプレビューア xprev(S) を使ってください。
ファイル
/tmp/trtmp∗一時ファイル
/usr/lib/tmac/tmac.∗標準マクロファイル
/usr/lib/font/devlbp8/∗.outフォント幅テーブル
/usr/lib/font/devnwp533/∗.outフォント幅テーブル
関連事項
eqn(1), mmt(1), nroff(1), pic(1), tbl(1), tc(1) , lpr(1), xp(1) , printcap(5)
NROFF/TROFF User Manual with "Addendum on the device-independent TROFF" and A TROFF Tutorial
バグ
ditroff への入力での最初の中断要求の前では、 .tl 要求は使えないことがあります
troff は米国の東部標準時間 (Eastern Standard Time) を使用しています。 その結果、他の時差のある所では、ローカル時間と異なった日付を 生じます。
ditroff で −olist オプションを指定し、かつ pic(1)、 eqn(1)、 tbl(1) などをパイプで使用すると、その時、 list オプションの中に最終ページを含まないように指定すると、実際はそうではないのに、 ‘broken pipe’ のメッセージの出ることがあります。
第二水準の漢字を用いた文章をlbp8/AJ−2 に出そうとすると、第二水準漢字は、 出力されずに空白に変わります。
NEWS-OSRelease 3.3