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⇒ mh-mail(n) — NEWS-os 3.3

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名称

mh−mail − MH メッセージシステム用のメッセージフォーマット

形式

すべての MH コマンドで用いられる

解説

MH は、特有のフォーマットのメッセージを処理します。 なお、ベル研究所やバークレーのメイラは MH に適したフォーマットの メッセージファイルを作りませんが、 MH はその旧式なフォーマットで書かれたメッセージファイルを 読むことができます。
 
各ユーザは、post(8) で処理されたすべてのメッセージを 最初に受け取るメールドロップボックスを持ちます。 inc(1) は、ドロップボックスから読み出して、 そこにある新しいメッセージをユーザ自身のメールフォルダ (典型的には ‘+inbox’)に入れます。 メールドロップボックスは、1つ以上のメッセージからなります。
 
メッセージは、テキスト文から成っている必要があります。 グラフィックスやバイナリデータは扱うことができません。 データのないコンプレッションは受け入れられます。 すべてのテキストは ASCII 7ビットデータです。
 
一般的な RFC−822 の “memo” の構成が使用されます。 メッセージは、厳密なフォーマットによる情報のブロックと、 それに続く特別なフォーマットを持たない一般的なテキストからなっています。 厳密にフォーマットされたメッセージの最初の部分はヘッダと呼び、 フリーフォーマットの部分はボディ(本文)と呼びます。 ヘッダは常になければなりませんが、本文は任意です。 これらの部分は空行、すなわち、2つの連続したニューライン文字で分けられます。 MH の中では、ヘッダと本文は破線の行で分けられます。
 

 
ヘッダは1つ以上のヘッダ項目から成ります。 各ヘッダ項目は ASCII 文字から成る単一の論理行で表示されます。 もしヘッダ項目が数行の物理行にわたる場合には、 継続行は、前にスペースもしくはタブを付けて表示されます。
 
各ヘッダ項目はコンポーネントと呼ばれ、 関連する題目に沿ったキーワードもしくは名前から構成されます。 キーワードは左マージンから始まり、 スペースやタブは含みません。 また、63文字を越えることはなく(RFC−822において)、 コロン(‘:’)で終わります。 いくつかのコンポーネントでは(キーワードによって識別されるような)、 その題目に合う厳密に決められたフォーマットに従わなければなりません。
 
たいていのフォーマットされたコンポーネントの題目 (たとえば “Data:” と “Message−Id:”)は、 自動的に作成されます。 唯一ユーザによって入力されるものは、 “To:”、“cc:” のようなアドレスフィールドです。 インターネットアドレスには、 メールボックス名とホストコンピュータ指定が割り当てられます。 “MH@UIC” や “MH@UIC−ICSA.ARPA” では、 概略のフォーマットは “local@domain” となります。 複数のアドレスがある場合には、コンマで区切られます。 ホストまたはドメインを間違えた場合には、 ローカルホストまたはローカルドメインが仮定されます。
 
これまで述べたように、空行(もしくは破線の行)は、 それに続くファイルの最後までのすべてのテキストが本文であることを示します。 本文に関しては、フォーマットは必要とされません。
 
次に、さまざまな MH プログラムにおいて有用と 思われるヘッダコンポーネントのリストを挙げておきます。
 

Date:
post(8) により付け加えられます。 メッセージが転送システムへ入力されたときの日付と時間を含みます。
 

From:
post(8) により付け加えられます。 著者(もし “Sender:” が存在すれば、1人以上になる) のアドレスを含みます。 返信は典型的には “Reply−To:” もしくは “From:” フィールドにあるアドレスに送られます (前者があれば、それが優先されます)。
 

Sender:
メッセージがすでに “From:” 行を持っている場合に、 post(8) により付け加えられます。 この行は、実際の送り手のアドレスを含みます。 返信が “Sender:” フィールドのアドレスに送られることは決してありません。
 

To:
第1番目の受信者のアドレスを含みます。
 

cc:
第2番目の受信者のアドレスを含みます。
 

Bcc:
さらに続く受信者です。しかし、“Bcc:” 行は配送される メッセージにはコピーされません。 そのため、これらの受信者はリストされません。 MH は宛先不明のコピー用に、カプセル化方式をとります。 send(1) を参照してください。
 

Fcc:
メッセージがうまく転送システムに渡された場合、 post(8) により、 メッセージを送り手に指定されたフォルダにコピーします。
 

Message−ID:
‘−msgid’ フラグがセットされている場合に、 post(8) によって付加される一意なメッセージ識別子です。
 

Subject:
送り手のコメントです。scan(1) により表示されます。
 

In−Reply−To:
メッセージの返信時に、repl(1) により付加されるコメント行です。
 

Resent−Date:
メッセージの再配布時に、post(8) により付加されます。
 

Resent−From:
メッセージの再配布時に、post(8) により付加されます。
 

Resent−To:
dist(1) により再送信されたメッセージの新しい受信者です。
 

Resent−cc:
続きの受信者です。“cc:” と “Resent−To:” を参照してください。
 

Resent−Bcc:
さらに続きの受領者です。“Bcc:” と “Resent−To:” を 参照してください。
 

Resent−Fcc:
再送信されたメッセージをフォルダにコピーします。 “Fcc:” と “Resent−To:” を参照してください。
 

Resent−Message−Id:
‘−msgid’ フラグがセットされている場合に、 post(8) によって付けられる一意の識別子です。 “Message−Id:” と “Resent−To:” を参照してください。
 

Resent:
‘−annotate’ オプション付きの dist(1) による注釈です。
 

Forwarded:
‘−annotate’ オプション付きの forw(1) による注釈です。
 

Replied:
‘−annotate’ オプション付きの repl(1) による注釈です。

関連ファイル

^/usr/spool/mail/$USERメールドロップの所在

プロファイルコンポーネント

なし

関連事項

Standard for the Format of ARPA Internet Text Messages (いわゆる RFC−822)

デフォルト値

なし

コンテクスト

なし

NEWS-OSRelease 3.3

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