名称
mark − メッセージをマークする
形式
mark [+folder] [msgs] [−sequence name ...] [−add] [−delete] [−list] [−public] [−nopublic] [−zero] [−nozero] [−help]
解説
mark コマンドは、 フォルダ特有のメッセージシーケンスにメッセージ番号を付加したり削除したりして、 あるいはこれらのシーケンスやメッセージをリストすることにより、 メッセージシーケンスを操作します。 メッセージシーケンスとは、例えば the “reserved” メッセージ 名の “first” とか “next” のようなキーワードです。 フォルダに対して定められたセマンティクスを持つ “reserved” メッセージ 名とは異なり、メッセージシーケンスのセマンティクスは、 ユーザにより定義、変更、削除することができます。 メッセージシーケンスはフォルダに特有なものであり、 従って例えばフォルダ “+inbox” のコンテクスト中にある シーケンス名 “seen” は、 他のフォルダに対する同じシーケンス名とはなんの関係もある必要はありません。
3つの操作スイッチが mark の操作を指示します。 これらのスイッチは互いに排他的です。 一番後に指定されたスイッチが有効となります。
‘−add’ スイッチは、シーケンスにメッセージを付加したり、 新しいシーケンスを作成することを mark に指示します。 ‘−sequence name’ 引数(少なくとも一つは必要です) で示されたシーケンスそれぞれに対し、 ‘msgs’ で示された(‘msgs’ が指定されていない場合には、 “cur” がデフォルトとなります)メッセージが付加されます。 付加されるメッセージがシーケンスに既に存在していても構いません。 ‘−zero’ スイッチが指定されている場合には、 メッセージを付加する前にシーケンスは空にされます。 従って、‘−add −zero’ は、 各シーケンスが指定したメッセージで初期化されることを、 ‘−add −nozero’ は、各シーケンスに指定した メッセージを付け加えられることを意味します。
‘−delete’ スイッチは ‘−add’ と反対に、 メッセージをシーケンスから削除することを mark に指示します。 指定されたシーケンスそれぞれに対し、指定されたメッセージが削除されます。 ‘−zero’ スイッチが指定されている場合には、 まずフォルダ内の全てのメッセージがシーケンスに付加され、 それからメッセージを削除します。 従って、‘−delete −zero’ は、各シーケンスが指定されたメッセージ以外の全ての メッセージを含むことを、 ‘−delete −nozero’ は、 各シーケンスから指定されたメッセージを削除することを意味します。 コマンド ‘mark −sequence seen −delete all’ は、 カレントフォルダからシーケンス “seen” を削除します。
あるシーケンスを作成(または変更)するとき、 ‘−public’ スイッチはそのシーケンスを他の MH ユーザにも 読み出し可能にすることを指示します。 反対に、‘−nopublic’ スイッチは、シーケンスを ユーザの MH 環境のみに限定するものです。
‘−list’ スイッチは、フォルダに対して定義されているシーケンスと、 それらのシーケンスに結合されているメッセージを リストすることを mark に指示します。 mark は、‘−sequence name’ に指定されている シーケンス(‘−sequence’ が指定されていない場合には全てのシーケンス)と、 そのシーケンスに結合されているメッセージをリストします。 ‘−zero’ スイッチは ‘−list’ スイッチに影響を与えません。
現在、シーケンスに対する制限は以下のとおりです。
メッセージシーケンスを識別する名前にはアルファベットのみが許され、 かつ "reserved" メッセージ名(例えば、“first”、 “cur” など)であってはなりません。
1つのフォルダに対するシーケンス数には制限があります。 通常、シーケンス数の制限は 10 です。
メッセージシーケンスを識別する名前は、 メッセージ範囲の部分とすることはできません。 例えば、“seen:20” とか “seen -10” などのような 組み合せは許されません。
関連ファイル
^$HOME/.mh_profileユーザのプロファイル
プロファイルコンポーネント
^Path:ユーザの MH ディレクトリ ^Current−Folder:検索するデフォルトのカレントフォルダ
関連事項
pick (1)
デフォルト値
^‘+folder’ カレントフォルダ
^‘−add’ ‘−sequence’ が指定されている場合、
^‘−list’ ‘−sequence’ が指定されていない場合
^‘msgs’ カレントメッセージ(‘−list’が指定されている場合は全てのメッセージ)
^‘−nopublic’ フォルダが読み出し可能のみの場合
^‘−public’ フォルダが読み出し可能のみではない場合
^‘−nozero’
コンテクスト
フォルダが指定されると、そのフォルダがカレントフォルダとなります。
NEWS-OSRelease 3.3