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⇒ inc(n) — NEWS-os 3.3

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Related Articles

mhmail(1)

scan(1)

mh−mail(5)

post(8)

 

名称

inc − 新しいメールの取り込み

形式

inc ­[+folder] ­[−audit audit−file] ­[−noaudit] ­[−changecur] ­[−nochangecur] ­[−form formatfile] ­[−format string] ­[−file name] ­[−silent] ­[−nosilent] ­[−truncate] ­[−notruncate] ­[−width columns] ­[−help]

解説

inc は、ユーザのメールドロップから MH フォルダへと メールを取り込みます。‘+folder’ が指定されていない場合、 ユーザの MH ディレクトリ内のフォルダ “inbox” が用いられます。 取り込まれた新しいメッセージにはフォルダ内の最も大きいメッセージ番号 の次から始まるメッセージ番号が付けられます。 指定された(あるいはデフォルトの)フォルダが存在しない場合には、 ユーザに確認後それを作成します。 メッセージ処理に際しては、新しいメールの scan リストが表示されます。
 
ユーザのプロファイルに “Msg−Protect: nnn” エントリが 含まれている場合には、 それが新たに作成されるメッセージの保護属性として用いられますが、 通常は MH のデフォルトの 0644 が用いられます。 メッセージに対する処理では、 それぞれのメッセージに最初与えられた保護属性が保存されます。 このため、chmod(1) を用いて特定のメッセージの保護属性を変更し、 以降メッセージがその属性を持ち続けるようにすることができます。
 
スイッチ ‘−audit audit−file’ が指定されている場合には (通常、プロファイルのデフォルトスイッチでそうなっています)、 inc は audit−file の最後にヘッダ行と、 メッセージ毎の情報行を次の形式で加えます。
 

inc date

<scan line for first message>

<scan line for second message>

<etc.>

 
これは届いたメールの量と発信元を把握するのに有用です。 さらに、repl、forw、comp や dist も またこのファイル(あるいは別のファイル)に記録を残すことができます。 例えば、“Message−Id:” 情報を記録して、 完全な交信記録を残すこともできます。 完全なパス名が指定されない限り、“audit−file” は ユーザの MH ディレクトリ内にあるものとみなされます。
 
inc は、不正なフォーマットを持つメッセージをも、 ユーザの MH フォルダに取り込みます。 この場合、不正な内容の前に空行を挿入し、 不正メッセージを識別するコメントを書き出します。
 
いずれの場合にも、‘−notruncate’ スイッチが指定されない限り、 ユーザのメールドロップは空になります。
 
プロファイルにエントリ “Unseen−Sequence” があり、 それが空でないなら、inc は新たに取り込んだ メッセージをプロファイルエントリで指定されている シーケンスの全てに加えます。これは、‘msgs’ または ‘msg’ 引数 を取る全ての MH コマンドによりサポート されている “Previous−Sequence” プロファイル エントリと類似しています。 inc は、メッセージを加える前にそれぞれのシーケンスを 空にしないことに注意してください。
 
‘−form formatfile’、‘−format string’ そして ‘−width columns’ スイッチは、 scan(1) の場合と同じように処理されます。
 
‘−file name’ スイッチを用いると、 inc はユーザのメールドロップ以外のファイルから メッセージを取り込みます。 ‘−truncate’ スイッチが指定されない限り、 name ファイルは空にならないことに注意してください。
 
環境変数 $MAILDROP がセットされていると、 inc はデフォルトの代わりにそれをユーザのメールドロップとして 用います(‘−file name’ スイッチはこれに優先します)。 この環境変数がセットされていない場合、 inc はプロファイルのエントリ “MailDrop” を調べます。 得られた値が絶対パス名でない場合には、 ユーザの MH ディレクトリからの相対パスと解釈されます。 値が得られない場合には、 inc は標準的なシステムロケーションから ユーザのメールドロップを求めます。
 
‘−silent’ スイッチにより inc は寡黙となり、 問い合わせをしなくなります。 これは inc をバックグラウンドに回し、 他の作業を行なう場合などに有用です。

関連ファイル

^$HOME/.mh_profile ユーザのプロファイル

^/usr/new/lib/mh/mtstailor テーラーファイル

^/usr/spool/mail/$USER メールドロップの位置

プロファイルコンポーネント

^Path: ユーザの MH ディレクトリ

^Alternate−Mailboxes: ユーザのメールボックス

^Folder−Protect: 新しいフォルダを作成するときにセットする保護モード

^Msg−Protect: 新しいメッセージと記録ファイルを作成するときにセットする保護モード

^Unseen−Sequence: 未読のメッセージを指すシーケンス名

関連事項

mhmail(1), scan(1), mh−mail(5), post(8)

デフォルト値

‘+folder’ “inbox” ‘−noaudit’ ‘−changecur’ ‘−format’上記で解説したデフォルト値 ‘−nosilent’ ‘−truncate’(‘−file name’ が指定されていない場合) ‘−notruncate’(‘−file name’ が指定されている場合) ‘−width’   端末の幅

コンテクスト

メッセージが取り込まれたフォルダがカレントフォルダとなります。 ‘−nochangecur’オプションが指定されていない場合、 最初に取り込まれたメッセージがカレントメッセージとなります。 これにより、show で最初の新しいメールを読むことができます。

バグ

‘−format’ スイッチへの引数は、 inc を起動したシェルによって単一のトークンとして解釈される必要があります。 このため、通常このスイッチへの引数はダブルクォートで囲みます。

NEWS-OSRelease 3.3

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