XPR(1) — UNIX Programmer’s Manual
名称
xpr − X ウィンドウのダンプを表示する
形式
xpr [ −scale scale ] [ −height inches ] [ −width inches ] [ −left inches ] [ −top inches ] [ −header string ] [ −trailer string ] [ −landscape ] [ −plane number ] [ −gray ] [ −portrait ] [ −rv ] [ −compact ] [ −output filename ] [ −append filename ] [ −noff ] [ −split n ] [ −device dev ] [ filename ]
解説
xpr は、 xwd(1) によって生成されたウィンドウのダンプファイルを入力として取り、これを LN03、LA100、PostScript プリンタ、または IBM PP3812 プリンタ上での出 力用にフォーマットします。ファイルの引数が与えられていない場合、標準 入力を使用します。デフォルトでは xpr は、 出力ページ上に、可能な最大のウィンドウを表示します。オプションを 使うと、ユーザはヘッダとトレイラを追加し、マージンを指定し、スケール とオリエンテーションを調節し、出力ファイル 1 つに複数のウィンドウダン プを付加することができます。出力は、 −output が指定されていない限り、標準出力です。 コマンドオプション
−scale scale
ページ上のウィンドウのサイズに影響を与えます。 LN03 と PostScript プリンタは、ウィンドウのピクセルマップ中の各ビットを、 指定されたサイズ のグリッドに翻訳することができます。 たとえば、各ビットは 3x3 のグリッドに翻訳されます。 これは、−scale 3 で指定します。 デフォルトでは、ウィンドウは指定されたオリエンテーションするページ上に 入る最大のスケールで表示されます。
−height inches
ページ上のウィンドウの最大の高さを指定します。
−width inches
ウィンドウの最大幅を指定します。
−left inches
左マージンをインチ単位で指定します。小数は許可されます。デフォルトで は、ウィンドウはページの中央に置かれます。
−top inches
画像用のトップマージンをインチ単位で指定します。小数は許可されます。
−header header
ウィンドウの上に表示するヘッダ文字列を指定します。
−trailer trailer
ウィンドウの下に表示するトレイラ文字列を指定します。
−landscape
ウィンドウをランドスケープモードで表示させます。デフォルトでは、ウィ ンドウは、その長辺が用紙の長辺に従うように表示されます。
−plane number
イメージで使用するビットプレーンを指定します。デフォルトでは、イメー ジ全体を使用し、カラーの明暗度に基づいた白と黒へ値をマップします。
−gray
厳密に白と黒にマップするのではなく、カラーイメージでの単純な 5 レベル のグレイスケールを使用します。これは基本的に、イメージの有効な幅と高 さを倍にします。
−portrait
ウィンドウをポートレートモードで表示させます。デフォルトでは、ウィン ドウは、その長辺が用紙の長辺に従うように表示されます。
−rvウィンドウを反転表示で表示させます。
−compact
白のピクセルを多くして、ウィンドウの圧縮表示用の簡単な実行長のエンコ ーディングを使用します。
−output filename
出力ファイル名を指定します。このオプションが指定されない場合は、標準 出力を使用します。
−append filename
ウィンドイウに付加される以前に、 xpr によって生成されたファイル名を指定します。
−noffこれが −append と共に指定されていると、 ウィンドウは、前のウィンドウと同じページに表示されます。
−split n
このオプションを使うと、ウィンドウを複数のページに分割できます。これ は、分割できないとプリンタをオーバーロードさせ、不明瞭な方法でページ を表示させてしまうような、非常に大きなウィンドウに対して必要になり ます。
−device device
ファイルを表示する装置を指定します。現在は、 LN03 (−device ln03)、 LA100 (−device la100)、PostScript プリンタ (−device ps) および、 IBM PP3812 (−device pp) だけを支援しています。 −device lw (LaserWriter) は −device ps に相当し、旧バージョンとの 互換性のためだけに提供されています。
関連事項
制限
xpr の現在のバージョンは通常、スクリーンの 3 分の 2 よりも小さい、ほとん どの X ウィンドウを LN03 で表示することができます。 たとえば、大きな Emacs ウィンドウを表示することはできますが、通常スクリ ーン全体のプリントアウトを作ろうとすると失敗します。 LN03 にはメモリ制 限があり、それにより非常に大きい、または複雑なウィンドウは正しく表示 しないことがあります。この場合に生じる 2 つの最も一般的なエラーは、 “band too complex” (バンドが複雑すぎる)、または、 “page memory exceeded.” (ページメモリを超過した)です。前者の場合、 ウィンドウは、多すぎる変更(黒から白へ、そしてまた黒へ)を含んでいる、 特別な 6 ピクセルの行をもっていることがあります。これにより、プリンタ は行の一部、およびおそらく残りのページの一部も、ドロップしてしまうこ ともあります。プリンタはこの問題が生じるとフロントパネル上に番号 ‘1’ を点滅させます。この問題に対する可能な解決は、画像のスケールを増加さ せるか、または、画像を 2 ページ以上に分割させることです。後者の問題 “page memory exceeded” は、画像が黒を多く含みすぎている場合、または 画像が、ディスプレイのバックグラウンドカラーのように、複雑なハーフト ーンを含んでいる場合に生じます。この問題が生じると、プリンタは自動的 に、画像を 2 ページ以上に分割します。プリンタはフロントパネル上に番 号 ‘5’ を点滅させることができます。この問題に対しては、簡単な解決方法 はありません。カット/ペーストするか、またはアプリケーションを補整する かして、より複雑でない画像を作成しなくてはならないでしょいう。 xpr は、 LA100 に対するいくつかのサポートを提供します。ただし、その使用に はいくつかの制限があります。画像は必ず、ポートレートモードで表示しな くてはならず、スケーリングはなく、画面縦横比は少し狂います。 PostScript 出力に対するサポートでは現在、−append、 −noff または −split オプションを扱うことはできません。 −compact オプションは、 PostScript 出力に対してだけサポートされています。これ は、白の空白は圧縮しますが、黒の空白は圧縮しないので、変転表示ウィン ドウでは役に立ちません。 カラーイメージの場合は、直接 PostScript イメージサポートにマップしな くてはなりません。
版権
Copyright 1988, Massachusetts Institute of Technology.
Copyright 1986, Marvin Solomon and the University of Wisconsin.
権利と許可の声明文については、 X(1) を参照のこと。
著者
Michael R. Gretzinger, MIT Project Athena, Jose Capo, MIT Project Athena (PP3812 support), Marvin Solomon (University of Wisconsin).
NEWS-OSRelease 3.3