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xrdb(1)

XCALC(1)  —  UNIX Programmer’s Manual

名称

xcalc −  X 用の科学計算器

形式

xcalc [−display display]  [−bw pixels] [−stip] [−rv] [−rpn] [−analog] [−geometry geometry]

解説

xcalc は、 TI-30、HP-10C および計算尺をエミュレートできる科学計算用の デスクトップアクセサリーです。

オプション

−display displayname
このオプションは交信する X サーバを指定します。

−geometry geometry
このオプションは、トップレベルのウィンドウのサイズと位置を指定します。 デフォルトでは、最小サイズを使用します。なお、ウィンドウマネージャは、 そのウィンドウを明示的に他のサイズと位置で置くことを要求することも あります。

−fg color
このオプションは、使用するフォアグラウンドの色を指定します。

−bg color
このオプションは、使用するバックグラウンドの色を指定します。

−bw pixels
このオプションは、ボーダの幅をピクセル単位で指定します。

−stip このオプションは、計算器のバックグラウンドを、フォアグラウンドと バックグラウンドの色の点刻を使用して描くことを示します。 白黒ディスプレイでは、これによってディスプレイがより良くなります。

−rv このオプションは、反転表示を使用することを示します。

−rpn このオプションは、 Reverse Polish Notation を使用することを示します。 このモードでは、計算器は HP-10C のように見え、そのように動作します。 このフラグがないと、それは TI-30 をエミュレートします。

−analog
このオプションは、計算尺を使用することを示します。

操作

ポインタの使用法 : ほとんどの操作は、 Button1( 通常、ポインタ上の最も左側のボタン ) で 行います。 唯一の例外として、 Button3 ( 通常、右側 ) で TI 計算器上の AC キーを 押すと計算器を脱出します。

キーの用途 ( ノーマルモード ) : 数字キー、 +/− キー、および +、−、∗、/ および = キーはすべてそれぞれが 示すとおりに動作します。 オペレータは、標準の優先規則に従わなければならないことに注意してください。 よって、 "3+4∗5=" と入力すると、 "35" ではなく "23" となります。 これをオーバライドするには括弧を使用します。 たとえば、"(1+2+3)∗(4+5+6)=" は "6∗15=90" になります。 明瞭でないキーの詳細は以下のとおりです。

1/x ディスプレイ中の数字を逆数に置き換えます。

x^2 ディスプレイ中の数字を 2 乗します。

SQRT ディスプレイ中の文字の平方根をとります。

CE/C 1 回押すと、ディスプレイ中の数字をクリアします。 このときマシンの状態はクリアされません。 数字を再入力することができます。 これを 2 回押すと、状態もクリアされます。

AC ディスプレイ状態、メモリ、などすべてをクリアします。 右側のボタンでこれを押すと、計算器が ’ オフになり ’ プログラムを 終了します。 たとえて言えば、計算器をゴミ箱に捨てるようなものです。

INV ファンクションキーの意味を逆にします。 詳細については、個々のファンクションキーを参照。

sin 現在の DRG モード ( 下記の DRG を参照 ) によって解釈されるとおりに、 ディスプレイ中の数字の正弦を計算します。 逆にされた場合は、これは逆正弦を計算します。

cos 余弦を計算します。 逆にされた場合は逆余弦を計算します。

tan 正接を計算します。 逆にされた場合は逆正接を計算します。

DRG 計算器の数字ウィンドウ下部の ’DEG’、’RAD’、あるいは ’GRAD’ で示される とおりに DRG モードを変更します。 グラジアンです。 逆にされた場合、 DRG キーは度数をラジアンからグラジアンへそしてその逆に 変換するという優れた機能をもちます。 例 : 計算器を ’DEG’ モードにし、 "45 INV DRG" と入力します。 ディスプレイは ".785938" の行に沿って何かを表示します。 これは 45 度がラジアンに変換されたものです。

e 定数 ’e’ (2.7182818...) です。

EE 指数を入力するのに使用します。たとえば、"−2.3E−4" を入力するには、 "2 . 3 +/− EE 4 +/−" と入力します。

log ディスプレイ中の数字の対数 ( 基数 10) を計算します。 逆にされた場合は、 "10.0" をディスプレイ中の数字乗します。 たとえば、 "3 INV log" と入力すると、 "1000" となります。

ln ディスプレイ中の数字の対数 ( 基数 e) を計算します。 逆にされた場合は、 "e" をディスプレイ中の数字乗します。 たとえば、 "e ln" と入力すると、 "1" になります。

y^x 左側の数字を右側の数字の累乗にします。 たとえば、 "2 y^x 3 =" は、 "8" になります。 これは 2^3 にあたります。 さらに例を示すと、 "(1+2+3) y^x (1+2) =" は、 "6 y^x 3" で、 "216" となります。

PI 定数 ’pi’ (3.1415927....) です。

x!  ディスプレイ中の階乗を計算します。 ディスプレイ中の数字は、 0−500 の範囲にある整数でなければなりませんが、 数字ライブラリに応じて、それよりはるか以前にあふれるでしょう。

STO ディスプレイ中の数字を記憶位置に複写します。

RCL 記憶位置からの数字をディスプレイに複写します。

SUM ディスプレイ中の数字を記憶位置中の数字に加算します。

EXC ディスプレイ中の数字と記憶位置中の数字をスワップします。

キーの用途 (RPN モード ): 数字キー、 CHS ( 変更記号 )、+、−、∗、/ および ENTR キーはすべて それぞれが示すとおりに動作します。 これら以外のキーのほとんどは、通常モードにおけるのと同じです。 相違は以下に記述します。

<− 数字を入力しているときに使用できるバックスペースキーです。 これで、ディスプレイ中から数字を消去します。

ON ディスプレイ、状態、メモリ、などすべてをクリアします。 右側のボタンでこれを押すと、計算器を ’ オフにし、 ’ プログラムを 終了します。 たとえて言えば、計算器をゴミ箱に捨てるようなものです。

INV ファンクションキーの意味を反対にします。 これは、 HP 計算器における "f" キーと同じですが、 xcalc は各キー上に 複数の記号を表示するリゾリューションはもっていません。 詳細については個々のファンクションキーを参照してください。

10^x "10.0" をスタックの 1 番上の数字乗します。 逆にされると、ディスプレイ中の数字の対数 ( 基数 10) を計算します。

e^x "e" をスタックの 1 番上の数字乗します。 逆にされると、表示されている数字の対数 ( 基数 e) を計算します。

STO スタックの 1 番上の数字を記憶位置に複写します。 記憶位置は 10 あります。 希望する記憶位置は、このキーを押してから数字キーを押して指定します。

RCL 指定された記憶位置からの数字をスタックの上にプッシュします。

SUM スタックの 1 番上の数字を指定された記憶位置内の数字に加算します。

x:y スタックの上から 2 つの位置にある数字を交換します。

R v スタックを下方向にロールします。 逆にされた場合は、これはスタックを上方向にロールします。

blank これらのキーは、 HP11-C 上のプログラミング機能として用いられていました。 それらの機能性についてはここでは述べません。

キーボードの等価物

xcalc のウィンドウにポインタがある場合は、ほとんどの計算キーには キーボードの等価物があるため、入力の速度を早めるのにキーボードを 使用することができます。 数字キー、オペレータキー、および括弧はすべてわかりやすい等価物を もっています。 わかりにくい等価物は以下のとおりです。

n:  +/−            !:  x!
p:  PI             e:  EE
l:  ln              ^:  y^x
i:  INV            s:  sin
c:  cos             t:  tan
d:  DRG          BS, DEL:  CE/C (RPN モードでの "<-")
CR: ENTR       q: quit

色の使用

xcalc は、機会があれば、多数の色を使用します。 デフォルトの場合は、あらゆるものに対して 2 色 ( フォアグラウンドと バックグラウンド ) しか使用しません。 これで十分です。 ただし、色をつけたい場合は、数字キー、オペレータキー (+-∗/=) 、 ファンクションキー、ディスプレイ、およびアイコンに対して使用する色を 指定することができます。

X のデフォルト

プログラムでは、デフォルトを読み取るのにルーチン XGetDefault(3X) を使用します。 よって、そのリソース名はすべて大文字にします。

BorderWidth
ボーダの幅を指定します。デフォルトは 2 です。

ReverseVideo
反転表示を使用することを示します。

Stipple バックグラウンドは点刻にすることを示します。 デフォルトは、白黒ディスプレイの場合は “ オン ” で、 カラーディスプレイの場合は “ オフ ” です。

Mode デフォルトモードを指定します。 許される値は、rpn、analog です。

Foreground
ボーダとテキストのデフォルト色を指定します。

Background
バックグラウンドのデフォルト色を指定します。

NKeyFore, NKeyBack
数字キーの色を指定します。

OKeyFore, OKeyBack
オペレータキーの色を指定します。

FKeyFore, FKeyBack
ファンクションキーの色を指定します。

DispFore, DispBack
ディスプレイの色を指定します。

IconFore, IconBack
アイコンの色を指定します。

例

白黒ディスプレイで動作している場合は、 xcalc に対して、.Xdefaults エントリは何も必要ありません。 カラーディスプレイでは、通常モードで以下を試みてください。
 

xcalc.Foreground:               Black
xcalc.Background:               LightSteelBlue
xcalc.NKeyFore:                 Black
xcalc.NKeyBack:                 White
xcalc.OKeyFore:                 Aquamarine
xcalc.OKeyBack:                 DarkSlateGray
xcalc.FKeyFore:                 White
xcalc.FKeyBack:                 #900
xcalc.DispFore:                 Yellow
xcalc.DispBack:                 #777
xcalc.IconFore:                 Red
xcalc.IconBack:                 White

関連事項

X(1), xrdb(1)

バグ

計算器はサイズ変更を行いません。

計算尺と HP モードは、正しく作動しないこともあります。

このアプリケーションは、 X ツールキットで実際にインプリメント しなければなりません。 これによって、複合ウィジェットの優れた例が作られるでしょう。

版権

Copyright 1988, Massachusetts Institute of Technology. 
権利と許可の声明文については X(1) を参照のこと。

著者

John Bradley, University of Pennsylvania
Mark Rosenstein, MIT Project Athena

NEWS-OSRelease 3.3

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