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UTOC(1)  —  UNIX Programmer’s Manual

名称

utoc − テキストファイルから CDFF ファイルへのコンバータ

形式

utoc [ option ] ... 

解説

utoc は、テキストファイルを CDFF ファイルに変換するコマンドです。 たくさんのオプションを用意していますが、その機能は以下に記述するとおりです。

−i text-file
入力するテキストファイル名を指定します。 この指定がない場合は標準入力から入力します。

−o cdff-file
出力する CDFF ファイルのパス名を指定します。 この指定がない場合は標準出力に出力します。

−n docname
出力する CDFF ファイルのヘッダ部に書き込む文書名ストリングを Shift-JIS コードで指定します。 指定がない場合は −i オプションで指定したストリングが指定されます。 その指定もない場合は テキストの先頭から 80 バイトまでを文書名としてとりこみます。

−p pointsize
文字サイズを指定します。単位は 1 point (72point = 1インチ) を 1000 とします。 デフォルト値は 10000 (10point)です。

−F typeface2
2 バイトコードに対して typeface (書体)を指定します。 指定は書体コードを 16 進数で与えて行います。 デフォルト値は 1000 (明朝体)( typeface(S) 参照)です。

−f typeface1
1 バイトコードに対して typeface (書体)を指定します。 指定は書体コードを 16 進数で与えて行います。 デフォルト値は 80400 (タイプライター)( typeface(S) 参照)です。

−h character-pitch
文字ピッチを文字サイズに対する千分率で与えます。 デフォルト値は 1000 です。

−v line-pitch
改行幅を文字サイズに対する千分率で与えます。 デフォルト値は 1200 です。

−X page-width
ページ幅を BMU 値で指定します。(1200BMU = 1インチ) デフォルト値は 9921 (210mm : A4 縦置きの寸法)です。

−Y page-height
ページのたての寸法を BMU 値で指定します。 デフォルト値は 14031 (297mm : A4 縦置きの寸法)です。

−U v-offset
ページの上マージンを BMU 値で指定します。 ここで言うマージンとはページふちから印字領域(frame)ふちまでの距離のことです。 デフォルト値は 600 です。

−L h-offset
ページの左マージンを BMU 値で指定します。 ここで言うマージンとはページふちから印字領域(frame)ふちまでの距離のことです。 デフォルト値は 300 です。

−x frame-width
文字を印字する領域(frame)の幅をBMU値で指定します。 デフォルト値は page-width − h-offset − 600となります。 (ここで page-width, h-offset はデフォルト値または 指定した値です。)

−y frame-height
文字を印字する領域(frame)の高さを BMU 値で指定します。 デフォルト値は page-height − v-offset − 600となります。 (ここで page-height, v-offset はデフォルト値または 指定した値です。)

−W width
この −W オプションを指定すると、ページにレイアウトされている frame が 左右 2 段に分かれます。 −W オプションを指定しなかった場合につくられる frame を width (単位は BMU)で指定される幅の帯で左右に等分し、幅 (frame-width − mid-margin)/2 の 2 つの frame とします。 テキストは左の frame、右の frame の順に流し込まれます。

−k [1|0]
PC-9801 のコード体系で用いている罫線コード(罫線素片)をJISコード( X-0208 ) に変換するかどうかの指定を行います。 1 が変換、0 が変換しないことを示します。 デフォルト値は 1 です。

−s この −s オプションを指定すると、HT(0x09)を、 適当な個数の SP(0x20)に変換(detab)します。
なお、タブストップは その文書の文字サイズにおける全角文字4文字分 (8byte) ごとの位置としています。

−K この −K オプションを指定すると、罫線素片 (Shift-JISコードにおける 0x849f 〜 0x84be) に、対応する罫線アトリビュートを付加します。 これによって、行間が文字高さより大きくなった場合や、 文字間隔が文字幅よりも広くなった場合であっても、 となり合う罫線が接続して表示されます。
なお、このオプションを選択した場合は、 指定にかかわらず −s オプションを選択したものとみなします。 また、指定にかかわらず −k オプションで 1 を指定したものと見なします。

−T direction
この −T オプションを指定すると文書が縦書きになります。該当する文字がある場合は 縦書き用の文字を用意します。 direction は 0、1、2、3 のうちの 1 つの数字を選びます。この値は文字の進む方向を 指定します。
0 で横書きと同じ方向に書かれます。(文字だけを寝かせた形になる。)
1 で文字を正置した状態の縦書きになります。(始点が frame 右上にある)
2 で 0 の状態を 180 度回転した配列になります。
3 で 1 の状態を 180 度回転した配列になります。
(各回転は frame ごとに行なわれます。)

使用例

テキストファイル(textfile)を CDFF ファイル(file.cdf)に変換する例を いくつか示します。

1) 最小限の指定の場合。書体は、2バイトコードが 明朝体、1 バイトコードがタイプライターとなる。

 % utoc −i textfile −o file.cdf

2) textfile を文字サイズを 14point にしてそのまま表示する。

 % cat textfile | utoc -p 14000 | ctoif | xif

3) 1 バイトコードの書体をローマンとし、改行幅を文字高さの 180% にする。

 % utoc −i textfile −f 80100 −v 1800 −o file.cdf

4) 改行幅および文字ピッチを文字サイズの 150% とし、しかも罫線がつながるようにする。

 % utoc −i textfile −h 1500 −v 1500 −K −o file.cdf

5) 文字をページ上部中央はがき大くらいの領域に印字する。

 % utoc −i textfile −L 2480 −U 0 −x 4660 −y 6850 | ctoif | lpr −Pprinter −c

6) A4 横置きの袋とじ。フレームの間隔は 0.5 インチ、文字サイズは 8 ポイントとする。

 % utoc −i textfile −L 600 −X 14031 −Y 9921 −W 600 −p 8000 −o file.cdf

7) 縦書き。改行幅は文字の大きさの 180% とする。

 % utoc −i textfile −T 0 −L 600 −K −v 1800 −o file.cdf

関連事項

cdff(S), ctoif(S), ctou(S), typeface(S)

バグ

扱えるページ数は最高 128 ページまでです。
テキストファイルとして指定することができるのは Shift-JIS コードの テキストに限られます。
文字ピッチは全角文字を基本とし、1 バイトコードは その半分の幅の固定ピッチであると想定しています。 よって typeface1 として可変ピッチの文字を指定した場合には表示が正しく行なわれない場合があります。
JISコード( X-0208 )にない文字の CDFF 外字への変換は行ないません。
禁則処理は行ないません。

NEWS-OSRelease 3.3

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