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MAIL(1)  —  UNIX Programmer’s Manual

名称

mail − メールを送受信する

形式

mail [ −v ] [ −i ] [ code-option ] [ −n ] [ −s subject ] [ user ...  ]
mail [ −v ] [ −i ] [ code-option ] [ −n ] −f [ name ]
mail [ −v ] [ −i ] [ code-option ] [ −n ] −u user

イントロダクション

mail は高度な機能をもつメール処理システムで、 ed に似たコマンド文法を持っています。

−v mail を verbose(冗長な)モードにします。 メールの配達についての詳細が、 ユーザの端末に表示されます。

−i tty 割り込みを無効にします。 これは、 ノイズの多い電話回線で mail を使用する場合に特に有効です。

−n /usr/lib/Mail.rc の読み込みを禁止します。

メールの送信

一人あるいは複数の人にメッセージを送る場合には、 メールを送りたい人の名前(複数)を引数に指定して mail を起動します。 次にユーザは、 自分のメッセージを入力し、 行の先頭で EOT(control-D) を入力します。 サブジェクト(主題)は、 −s フラグを使用してコマンド行で指定します (−s フラグに続く最初の引数だけがサブジェクトとして 使用されます。 サブジェクトに空白を含めるときは クォートで囲むことに注意してください)。 以下の「メールの返信」という節では、 ユーザがメールを書く際に役に立つ機能を解説します。 送信メッセージは変数 “sendcode” で指定された コードに変換されて送信されます。 この変数については後述します。

メールを読む

普通にメールを読むときは、 引数を指定せずに mail を起動します。 mail は、ユーザ宛のメールをポストオフィスから捜し出し、 それから各メッセージのヘッダが 1 行ずつ出力されます。 カレント(現在の)メッセージは、 最初は第 1 メッセージ(番号 1)で、 print コマンドを使用して出力することができます (pirnt コマンドは p と略記できます)。 ユーザは、 ed で行間を移動したときと同様に、 メッセージの間を移動することができます。 移動には、 前後への動きを指定する‘+’と‘−’のコマンドと、 番号を使用します。 受信メッセージのコード変換は、 変数 “receivecode” によって指定されます。 この変数については後述します。

メールの処理

メッセージを調べた後で、 そのメッセージを delete (d) (削除)したり、 そのメッセージに reply (r) (返答)したりすることができます。 削除したメッセージは、 忘れ去られてしまいます。 ただし、 削除は取り消すことができます。 メッセージはその番号を指定して undelete (u) (削除の取り消し)をしたり、 あるいは mail セッションの exit (x) コマンドを使用することでも取り消すことができます。 ただし、 通常は、 削除されたメッセージをもう一度見ることはできません。

メッセージの指定

print と delete のようなコマンドでは、 メッセージの番号を指定する引数に、 リストによってメッセージ番号を一度に与えることができます。 たとえば、 “delete 1 2”はメッセージ 1 とメッセージ 2 を削除し、 “delete 1−5”はメッセージの 1 から 5 までを削除します。 特殊文字 “∗”はすべてのメッセージ、 “$”は最後のメッセージを表わします。 メッセージの最初の数行を出力する top コマンドでは、 “top ∗”とすると、 全メッセージの最初の数行を出力するのに使用されます。

メールの返信

メッセージへの返信を行う reply コマンドを使用すると、 発信したユーザにメールを送り返すことができます。 ユーザは、 ファイルの終り (end-of-file) まで、 テキストを入力します。 メッセージを作成している間、 mail は文字“~”で始まる行を特別に扱います。 たとえば、 “~m”と入力すると、 現在のメッセージの各行の先頭にタブを付けたものを応答文に加えます。 その他にもこのチルダエスケープを利用して、 サブジェクトフィールドのセット、 メッセージの受取人の追加や削除、 入力中のメッセージに対してエディタを起動、 シェルコマンドの起動などを行います (これらのオプションは、 後に要約して記載されています)。

メールの処理の終了

quit (q) コマンドを使って、 mail 処理を終了することができます。 すでに読み終わったメールは、 ユーザの mbox ファイルにセーブされます。 まだ読んでいないメッセージは、 ポストオフィスへ戻されます。 −f オプションを指定すると、 mail は、 ユーザの mbox (または指定したファイル)の内容を読み込みます。 quit すると、 mail はこのファイルへ削除していないメッセージを 書き込みます。 −u フラグは“mail −f /usr/spool/mail/user”の短縮形です。

コード変換

code-option によって変数 “sendcode” と “receivecode” を設定できます。 code-option は、 −S、−E、−J、 -J{B@}{JBH}、 −C、−U のいずれかです。 −S は変数 ‘sendcode’ と ‘receivecode’ を ‘S’ に設定します。これは シフトJISコード を表します。 −E は変数 ‘sendcode’ と ‘receivecode’ を ‘E’ に設定します。これは EUC を表します。 −J は変数 ‘sendcode’ と ‘receivecode’ を ‘JBJ’ に設定します。これは JISコード を表します。エスケープシーケンスは、‘ESC $ B’ と ‘ESC ( J’ です。 x を ‘B’、‘@’ のどちらか、 y を ‘J’、‘B’、‘H’ のどれかとしたとき、 −Jxy は変数 ‘sendcode’ と ‘receivecode’ を ‘Jxy’ に設定します。これは JISコード を表します。エスケープシーケンスは、‘ESC $ x’ と ‘ESC ( y’ です。 −C は変数 ‘sendcode’ と ‘receivecode’ を ‘C’ に設定します。これは ISO 8859-1 を表します。 −U は変数 ‘sendcode’ と ‘receivecode’ を ‘ U ’ に設定します。これはコード変換を行なわないことを表します。

個人またはシステムワイドな宛先リスト

個人的な宛先リストを作成すると、 たとえば“cohorts”へメールを送ることによって、 そのグループの人々にメールを送ることが可能です。 このようなリストは、 ユーザのホームディレクトリのファイル .mailrc 内の、 次のような行で定義します。

alias chohorts bill ozalp jkf mark kridle@ucbcory

現在のアリアス(別名)のリストは、 mail の alias (a) コマンドを使用して表示できます。 システムワイドな宛先リストは、 /usr/lib/aliases を編集することによって作成できます。 詳細は、 aliases(5) と sendmail(8) を参照してください。 なお、 このリストは、 独自の書式を持っています。 ユーザがメールを送るときには、 個人のアリアスは展開されて、 受取人に返送(reply)されます。 システムワイドなアリアスは、 メールの送信時には展開されません。 しかし、 マシンへの返信がシステムワイドなアリアスを持つ場合は、 sendmail を通過したときにすべて展開されます。 ネットワークアドレスの解説は、 Network mail.(ARPA,UUCP,Berknet) の mailaddr(7) を参照してください。

mail には、 .mailrc ファイルで動作を設定できる、 多くのオプションがあります。 たとえば、 “set askcc”を設定すると、 “askcc”機能を利用できるようになります (これらのオプションは下記に要約されています)。

要約

(メールリファレンスマニュアルから変更)

各コマンドは、 引数をコマンドの語句の次に指定して、 1行で入力します。 コマンド名は完全に入力する必要はなく、 入力した単語の先頭の部分が一致する最初のコマンドが使用されます。 引数としてメッセージリストを取るコマンドで、 メッセージリストが与えられない場合には、 前に指定されたメッセージでコマンドの必要条件を満たすものが使われます。 現在のメッセージよりも前に適当なメッセージが存在しない場合には、 検索は後方に向います。 適当なメッセージがまったく存在しない場合には、 mail は“No applicable message”と表示してコマンドを中止します。

− 前のメッセージに行き、 それを出力します。 数字の引数 n を指定すると、 n 個前のメッセージに行きそれを出力します。

?  コマンドの短い要約を出力します。

!  UNIX のシェルコマンドを呼び出して実行します。

Print (P) print に似ていますが、 無視されるヘッダフィールドも出力します。 print、 ignore、 retain の各コマンドも参照してください。

Reply (R) 発信者に返信します。 元のメッセージの発信人以外への返信は行いません。

Type (T) Print コマンドと同じです。

alias (a) 引数を指定しない場合には、 現在定義されているすべてのアリアス(別名)を出力します。 引数を一つ指定すると、 そのアリアスを出力します。 複数の引数を指定すると、 新しいアリアスの作成、 あるいは古いアリアスの変更が行われます。

alternates (alt) alternates コマンドは、 ユーザが複数のマシンにアカウントを持っている場合に便利です。 このコマンドは、 リストされたアドレスがどれもユーザ本人であることを mail に知らせるのに用いられます。 ユーザがメッセージに reply したとき、 mail は alternates リスト上のアドレスへはメッセージのコピーを送りません。 alternates コマンドで引数が指定されない場合には、 alternate 名の現在の値が表示されます。

chdir (c) ユーザのワークディレクトリを、 指定されたものに変更します。 ディレクトリを指定しない場合には、 ユーザのログインディレクトリへ変更します。

copy (co) copy コマンドは save コマンドと似ています。 quit(終了)時に、 削除されたメッセージにマークを付けない点だけが 異なっています。

delete (d) 引数としてメッセージのリストを指定します。 削除されたすべてのメッセージにマークを付けます。 削除されたメッセージは、 mbox に保存されず、 またその他の多くのコマンドも使用できません。

dp (dt も) 現在のメッセージを削除し、 次のメッセージを出力します。 次のメッセージが存在しないときは、 mail は“at EOF”と知らせます。

edit (e) 引数にメッセージのリストを指定し、 各メッセージに対してテキストエディタを起動します。 エディタから戻ると、 メッセージが読み戻されます。

exit (ex または x) ユーザのシステムメールボックスや、 mbox ファイルまたは −f での編集ファイルを修正しないで、 すぐにシェルに戻ります。

file (fi) folder と同じです。

folders ユーザのフォルダディレクトリ内の、 フォルダ名を表示します。

folder (fo) folder コマンドは、 新しいメールファイルまたはフォルダへ切り替えます。 引数がない場合には、 ユーザが現在読み込んでいるファイルを知らせます。 引数を指定した場合には、 現在のファイルで行った変更を (deletions で行ったように)完全に書き込んでから、 新しいファイルを読み込みます。 特殊な規則で名前を認識します。 # は前のファイル、 % はユーザのメールボックス、 %user は、 そのユーザ(user)のシステムメールボックス、 & は ~/mbox ファイル、 +folderは フォルダディレクトリ内のファイルをそれぞれ意味します。

from (f) 引数にメッセージリストを指定し、 そのメッセージの先頭を出力します。

headers (h) 18 個のメッセージを一つのグループとして、 現在の範囲のヘッダを表形します。 引数に“+”を指定すると、 次の 18個のメッセージが出力されます。 引数に“−”を指定すると、 前の 18個のメッセージが出力されます。

help ? と同じです

hold (ho、preserve も) 引数にメッセージのリストを指定し、 各メッセージにマークを付けて、 mbox ではなく、 ユーザのシステムメールボックスへセーブします。 delete コマンドで無効にすることはできません。

ignore 注意 : ignore は retain に取って代ります。 指定されたヘッダフィールドを ignored list に追加します。 ignore list のヘッダフィールドは、 メッセージを出力するときに端末へ出力されません。 このコマンドは、 マシンが生成するいくつかのヘッダフィールドを 抑制するのにたいへん便利です。 Type および Print コマンドを使用すると、 ignore フィールドも含むメッセージ全体を出力できます。 ignore コマンドが引数なしに実行されると、 現在の無視するフィールドの設定が表示されます。

mail (m) 引数にログイン名と宛先グループ名を指定し、 メールをこれらの人々に送ります。

mbox quit(終了)時に、 リストで指定されたメッセージが、 ユーザのホームディレクトリの mbox に送られるように指定します。 これは、 ユーザが hold オプションを設定 していない 場合の、 メッセージに対するデフォルトの動作です。

next (n + または CR も) 次のメッセージを取り出して出力します。 引数のリストがある場合には、 それと一致する次のメッセージを表示します。

preserve (pre) hold と同じです。

print (p) 引数にメッセージのリストを指定し、 各メッセージをユーザの端末内へ表示します。

quit (q) mail セッションを終了します。 削除されていないメッセージ、 まだ保存されていないメッセージを、 ユーザのログインディレクトリ内の mbox ファイルへすべて保存します。 hold または preserve でマークされたメッセージ、 あるいはシステムファイルのまだ一度も読まれていないメッセージを すべて保存し、 ユーザのシステムメールボックスからそれ以外のメッセージを すべて削除します。 セッション中に新しいメールが到着した場合には、 “You have new mail”というメッセージを表示します。 −f フラグを使ったメールボックスファイルの編集中にそのメッセージが 与えられると、 その編集ファイルはリライト(書き直し)されます。 編集ファイルのリライトに失敗しなければ、 シェルに戻ることができます。 リライトに失敗した場合は、 exit コマンドを使って抜け出すことができます。

reply (r) 引数にメッセージのリストを指定し、 送り主と指定したメッセージの受取人にすべてメールを送信します。 デフォルトでは、 メッセージは削除されません。

respond reply と同じです。

retain retained list へ、 指定したヘッダフィールドのリストを追加します。 メッセージを出力するときは、 リストで指定されたヘッダフィールドのみが端末に表示され、 それ以外のヘッダフィールドの出力は抑制されます。 Type および Print コマンドは、 メッセージ全体の出力に使用できます。 retain を引数なしで実行すると、 現在のリストの設定が表示されます。

save (s) 引数にメッセージリストとファイル名を指定し、 各メッセージをファイルの末尾へ順番に追加します。 行数、文字数、引用符で囲まれたファイル名が、 端末へエコーバックされます。

set (se) 引数を指定しない場合には、 すべての変数の値を出力します。 その他の場合には、 オプションをセットします。 引数の形式は、 “option=value”か ( = の前後にスペースを入力しない) または“option”です。

shell (sh) 対話型のシェルを呼び出します。

size 引数にメッセージのリストを指定し、 各メッセージのサイズを文字数で表示します。

source (so) source コマンドは、 mail コマンドをファイルから読み込みます。

top 引数にメッセージのリストを指定し、 各メッセージの先頭の数行を出力します。 出力される行数は、 変数 topline でコントロールされます。 デフォルトは 5 行です。

type (t) print コマンドと同じです。

unalias 引数に alias コマンドで定義された名前のリストを指定し、 そのユーザグループを破棄します。 そのグループ名は、 意味を持たなくなります。

undelete (u) 引数にメッセージのリストを指定し、 各メッセージが削除されないようにマークを付けます。

unread (u) 引数にメッセージリストを指定し、 各メッセージへ読んでいないことを表わすマークを付けます。

unset 引数にオプション名のリストを指定し、 そのオプションの値を破棄します。 set の逆です。

visual (v) 引数にメッセージのリストを指定し、 各メッセージに対してエディタを呼び出します。

write (w) メッセージ本体 (ヘッダなし) のみがセーブされることを除いて、 save コマンドと同じです。 メッセージシステムを利用してソースプログラムテキストの 送受信するような場合に便利です。

xit (x) exit と同じです。

z mail は、 headers で説明したように、 ウィンドウ上にメッセージヘッダを表示します。 z コマンドを使用すると、 次のウィンドウ上の先頭に移動できます。 同様に、 z− コマンドを使用すると前のウィンドウに移動することもできます。

以下は、 メッセージの作成中に使用できる特殊機能、 チルダ (~) エスケープの要約です。 チルダエスケープは、 行の先頭のみで使用できます。 “チルダ”という名前は、 エスケープ文字を escape オプションで設定できるようになった現在では、 いくぶん誤った名称であるといえます。

~!command 指定したシェルコマンドを実行し、 メッセージへ戻します。

~b name ...  カーボンコピー (“blind”カーボンコピー) の受取人のリストへ、 指定された名前を追加します。 Cc: 行でその名前を見ることはできません。

~c name ...  カーボンコピーの受取人リストへ、 指定された名前を追加します。

~d メッセージへ、 ホームディレクトリ中のファイル“dead.letter”を読み込みます。

~e これまでに集めたメッセージに対して、 テキストエディタを呼び出します。 エディタの終了後には、 メッセージへのテキストの追加を続行できます。

~f messages 指定されたメッセージを、 作成中のメッセージへ読み込みます。 引数を指定しない場合には、 現在のメッセージを読み込みます。

~h ヘッダフィールドを 1行ずつ出力して、 ヘッダフィールドのメッセージを編集します。 これによって、 末尾にテキストを追加したり、 現在のターミナルの削除と消去の文字を使ってフィールドを 修正することができます。

~k sendcode 変数 “sendcode” を設定します。sendcode は、 ‘S’、‘E’、‘J’、‘J{B@}{JBH}’、‘C’、‘U’ のいずれかです。

~m messages
指定されたメッセージを、 タブ 1つ右に移動させて作成中のメッセージへ読み込みます。 メッセージが指定されない場合は、 現在のメッセージを読み込みます。

~p メッセージヘッダフィールドを付けて、 これまでに収集したメッセージを出力します。

~q メッセージの作成を中止します。 save コマンドがセットされている場合には、 ホームディレクトリ内の“dead.letter”にメッセージはコピーされます。

~r filename 指定したファイルを、 メッセージ内に読み込みます。

~s string 指定した string が、 現在のサブジェクトフィールドに入ります。

~t name 指定した名前を、 ダイレクトな受取人リストへ加えます。

~v これまでに収拾されたメッセージに対して、 VISUAL オプションで定義された エディタを呼び出します。 通常、 このエディタはフルスクリーンエディタになります。 エディタを終了した後でも、 ユーザはメッセージの末尾にテキストを追加することができます。

~w filename 指定したファイルへ、 メッセージを書き込みます。

~|command パイプ処理によって、 フィルタコマンドにメッセージを通します。 コマンドの出力がなかったり、 正常に終了しなかった場合は、 オリジナルのメッセージは保存されています。 コマンド fmt(1) は、 しばしばメッセージの行を揃える command として使用されます。

~~string メッセージへ、 ~ が先頭に付く文字列を挿入します。 エスケープ文字を変更した場合には、 それを 2つ使用します。

オプションは、 set および unset コマンドによって制御されます。 オプションには、 それがセットされているか否かが重要なバイナリオプションと、 実際の値が重要な文字列オプションがあります。 以下ではバイナリオプションを要約します。

append メッセージを、 mbox の前にではなく終りへ追加して保存します (このオプションは、 バージョン7 のシステム上の /usr/lib/Mail.rc でセットされます)。

ask ユーザが送る各メッセージのサブジェクト用のプロンプトを表示します。 簡単に、 ニューラインで応答した場合は、 サブジェクトフィールドは送られません。

askcc 各メッセージの最後で、 カーボンコピーの受取人の追加に関する プロンプトを表示させます。 ニューラインでの応答は、 現在のリストで十分であることを示します。

autoprint delete コマンドを dp コマンドのように動作させます。 メッセージを削除した後、 次のメッセージが自動的に表示されます。

debug バイナリオプション debug の設定は、 コマンド行での −d オプションの指定と同じで、 mail のデバッグに役立つ情報をすべて出力させます。

dot バイナリオプション dot は、 ピリオドだけの行を、 ユーザが送っているメッセージの終了と解釈させます。

hold このオプションは、 デフォルトとしてシステムメールボックスにメッセージを 保留するように指定します。

ignore ユーザの端末からの割り込みシグナルを無視して、 @ のようにエコーを出します。

ignoreeof ignoreeof は、 dot と関係するオプションです。 メッセージの終了としての control-d を拒否します。 ignoreeof は、 メールのコマンドモードでも適用されます。

metoo 通常は、 グループにメールの送り手自身が含まれている場合は、 グループ名の展開の際にその送り手は除外されます。 しかし、 このオプションを指定すると、 送り手もそのグループ内に含まれます。

nosave 通常、 ユーザがインタラプト文字 (通常は control-c) を 2回入力してメッセージを中断するとき、 mail はホームディレクトリ内のファイル“dead.letter”に対して そこまでの文字をコピーします。 バイナリオプション nosave の指定は、 これを防ぎます。

Replyall reply と Reply コマンドの意味を逆にします。

quiet 最初に呼び出されたときの、 バージョンの出力を抑止します。

verbose オプション verbose の設定は、 コマンド行での −v フラグの使用と同じです。 メールが冗長なモードで実行されると、 メッセージの実際の配送状況がユーザの端末に表示されます。

以下のオプションは値として文字列を取ります。

EDITOR edit コマンドと ~e エスケープで使用する、 テキストエディタのパス名です。 このオプションが定義されていない場合は、 デフォルトのエディタが使用されます。

PAGER more コマンド、 または変数 crt が設定されるときに使用するプログラムのパス名です。 このオプションが定義されない場合には、 デフォルトの paginator が使用されます。

SHELL !  コマンドと ~! エスケープで使用する、 シェルのパス名です。 このオプションが定義されていない場合は、 デフォルトのシェルが使用されます。

VISUAL visual コマンドと~vエスケープで使用する、 テキストエディタのパス名です。

crt 数値を伴うオプション crt は、 メッセージの読み込みに使用する PAGER の前にメッセージの長さがどれくらい必要かを決定するために 使用されます。

escape 定義されている場合には、 このオプションの最初の文字が、 ~ に代わって使用されるエスケープ文字になります。

folder メッセージの記憶フォルダのために使用するディレクトリ名です。 この名前が‘/’で始まる場合には、 mail は絶対パス名と解釈します。 そうでない場合には、 フォルダのディレクトリは、 ユーザのホームディレクトリを起点にして作られます。

record このオプションでは、 送信されるすべてのメールの記録に使用されるファイルのパス名を定義します。 定義されていない場合は、 送られたメールの保存はされません。

toplines このオプションでは、 top コマンドで出力するファイルの先頭の部分の行数を指定します。 通常は、 最初の 5 行が出力されます。

receivecode この変数が定義されていない場合 (unsetの状態) は受信メッセージは ライブラリ関数 set_syscode(0) のリターン値 のコードに自動変換されます。 ‘S’ に設定されていると受信したメッセージは、シフトJIS コード で書かれているものとして set_syscode(0) の リターン値のコードに変換されます。 このときそのコード値が SYS_SJIS または SYS_EUC でなければ 動作は保証されません。 ‘E’ に設定されていると受信したメッセージは、EUC で書かれているものとして set_syscode(0) のリターン値のコードに変換されます。 このときそのコード値が SYS_SJIS または SYS_EUC でなければ 動作は保証されません。 ‘C’ に設定されていると受信したメッセージは、 SI/SO による 7 ビットコードで書かれているものとして set_syscode(0) のリターン値のコードに変換されます。 このときそのコード値が SYS_ASCII でなければ動作は保証されません。 ‘U’ に設定されていると受信したメッセージに対するコード変換は行なわれません。 変数の定義は 15 文字まで設定でき、最初の 1文字目のみ有効です。 例えば、‘set receivecode=ShiftJIS’ のようにセットできます。

sendcode この変数は送信メッセージのコードを指定します。 ‘S’ に設定されているとメッセージは、シフトJISコードに変換されて送信されます。 ‘E’ に設定されているとメッセージは、EUC に変換されて送信されます。 ‘J’ か ‘Jxy’ に設定されているとメッセージは、JISコードに変換されて送信されます。 エスケープシーケンスは、‘ESC $ x’ と ‘ESC ( y’ です。 ただし、 x は ‘B’、‘@’ のどちらか、 y は ‘J’、‘B’、‘H’ のいずれかです。 デフォルトは x が ‘B’、 y が ‘J’です。 ‘C’ に設定されているとメッセージは SI/SO による 7 ビットコード に変換されて 送信されます。 ‘U’ に設定されているとメッセージに対するコード変換は行なわれません。 変数の定義は 15 文字まで設定でき、 ‘Jxy’ を除き最初の 1文字目のみ有効です。 例えば、‘set sendcode=EUC’ のようにセットできます。 この変数が定義されていない場合 (unsetの状態) は メッセージは set_syscode(0) のリターン値 が SYS_SJIS または SYS_EUC のとき JIS コード (エスケープシーケンスは、‘ESC $ B’ と ‘ESC ( J’)  に変換されて送信され、SYS_ASCII のときは SI/SO による 7 ビットコード に変換されて送信されます。

関連ファイル

/usr/spool/mail/∗ポストオフィス

~/mboxユーザの古いメール

~/.mailrc最初に実行するmailコマンドを記述したファイル

/tmp/R#エディタエスケープの一時ファイル

/usr/lib/Mail.help∗ヘルプファイル

/usr/lib/Mail.rcシステム初期化ファイル

Message∗エディタメッセージの一時ファイル

関連事項

binmail(1), fmt(1), newaliases(1), aliases(5), mailaddr(7), sendmail(8)
‘The Mail Referece Manual’

バグ

ここに記載されていないフラグが、 これらの他にも多くあります。 ただし、 その大部分は一般ユーザには役にたちません。
通常、 mail は Mail へのリンクです。 この事実は、混乱をまねくおそれがあります。

著者

Kurt Shoens

NEWS-OSRelease 3.3

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